【教材編集者が厳選】英語初心者向けおすすめ文法書7選

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英語を勉強するにあたって、文法学習は欠かせません。

だからこそ、自分にぴったりの文法書を選んで英語学習を楽しんでほしい。効率的に基礎固め(=文法学習)をして、さくさくっと次のステップに進んでほしい。

以下の文法書は、どれもいろんな世代に愛用されている信頼のできる文法書ばかりです。そして記事を書いた私自身、現役の編集者で、執筆をしたり校正をしたりするときにはつねに文法書とにらめっこしてばかりで、どれもお世話になっているものばかりです。

それぞれの文法書で個性が違います。編集者目線で、「これぞこの書籍の個性だな」とチェックしたポイントを列挙してみたので、ぜひ自分にぴったりの文法書を探し出してください。

目次

なぜ文法学習は必要なのか?

英語を使えるようになるためには、英語の仕組みを知っていたほうが断然有利です。

英語と日本語は語順が違いますが、その語順を正しく使いこなせると、でたらめな英語から脱却することが可能です。

自分に合った文法書の選び方

英語をゼロから勉強する場合

とにかく楽しく取り組めるものを選びましょう。

選択肢のひとつは、薄めの問題集を選ぶこと。解説が丁寧にわかりやすく書いてあって、確認問題がついているようなものだと、ちゃんと英文法が吸収できます。

もうひとつの選択肢は、分厚いかわりに、初心者にもわかるような解説をじっくりしている文法書。できれば、実際に授業を受けているかのように、話しことばで書かれている本だと理想的です。

忘れかけている文法を復習する場合

分厚い参考書を選んでも問題ありません。

ただ、気をつけてほしいのは、「読む気になるかどうか」。読んで、理解して、使いこなしてこそ、英文法を勉強する価値があります。

「なんだか理解できないな」と思ったら、その文法書はあなたに向いていないといえます。

文法書の正しい使い方

文法書の内容を100%暗記する必要はありません。

文法書の目的は、あくまでも、英語の仕組みを(それなりに)理解して使いこなすことにあります。

これはわたしの個人的な感覚ですが、書かれていることの80%ぐらいがわかれば「よし、わかった!」と自信をもっていいと思います。

あとは文法演習をしたり、読解問題やリスニング問題に取り組むなかでわからないことがあったら、都度立ち戻ってきましょう。

おすすめの文法書

これまで使い倒してきた文法書のなかから、厳選したもののみをご紹介します。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。

書籍名 高校英文法をひとつひとつわかりやすく。
著者 富岡恵
金額 1,100円+税
ページ数 本体152ページ+解答解説28ページ
タイプ 解説+問題演習
読者対象 英語初級者

やわらかいわかりやすい解説とイラスト図解で解説されています。図解が直感的で本当にわかりやすいし、1回分の解説はたったの1ページなので、精神的な負担も少なくなっています。ページ数が少ないのに必要最低限の文法がちゃんとマスターできるのも魅力。

1ページ解説が続いたあとは、1ページ基本問題を解く仕組みになっています。さらに、単元の区切りごとに入試問題がついていて、反復演習が可能なので、英文法が定着します。

肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本

書籍名 大学入試 肘井学の ゼロから英文法が面白いほどわかる本 音声ダウンロード付
著者 肘井学
金額 1,400円+税
ページ数 296ページ
タイプ 解説+問題演習
読者対象 英語初級者

解説1つの段落につき、説明は3行までにきゅっと凝縮。そして、全ページフルカラー。ハードルが高く感じてしまいがちな英文法もすっきり感じることができます。

解説のあとは基本的な練習問題で、知識の定着を図れ、さらに、分野ごとに英文法の全体像を示す英文法の見取り図が用意されています。常に「今なんの勉強を意識しているのか」をを意識することができるので、学習の充実感を感じられます。

英文法のトリセツ

株式会社アルク
¥1,870 (2021/09/18 12:59時点 | Amazon調べ)
書籍名 新装版 英文法のトリセツ じっくり基礎編
著者 阿川イチロヲ
金額 1,700円+税
ページ数 317ページ
タイプ 読みもの
読者対象 英語初級者(中学1年~2年前半)
株式会社アルク
¥1,870 (2021/09/18 12:59時点 | Amazon調べ)
書籍名 新装版 英文法のトリセツ とことん攻略編
著者 阿川イチロヲ
金額 1,700円+税
ページ数 349ページ
タイプ 読みもの
読者対象 英語初級者(中学2年前半~3年)

「be動詞、『…です』という意味(の単語)です!」
と中学の英語の授業の一番はじめの頃に先生から聞かされた人、多いのではないでしょうか?

(中略)

「『…です』が入った方が、丁寧な感じだけど……、別にあってもなくてもいいような」

って気がしませんか?
その通り!日本語の「…です」なんて、ホントにその程度の言葉なんです!

しかし!日本語の「…です」とは違って、英語のbe動詞は「あってもなくてもいい」というものではありません。文の結論を一般動詞で表せない場合には、「ゼッタイ必要!」なものなのです!

(中略)

……もしあなたが「be動詞=『…です』」と覚えているようなら、今すぐ忘れてください。そしてその代わりに、

「『be動詞』とは、文の結論を一般動詞(eatとか)で表せないときに、必ず使わないといけないもの!!」

と覚えなおしましょう。
それが、「英語がわかるようになるための第1歩!」です。

引用:『英文法のトリセツ じっくり基礎編』

↑ be動詞とはなにかという説明だけでもぜいたくに3ページ分使われています。

あとから紹介する『Evergreen』『FACTBOOK』などの辞書的な解説書ではなく、講義のように解説が進む読みもの。

初歩の初歩の初歩ぐらいから超丁寧に英文法が解説されていて、難しい文法用語は一切ありません。be動詞は単純な「~です」とはちょっと違うこと、品詞とはなんなのか、Japanese are eat rice.が成立しない理由は・・・、というように、英語が苦手なひとを絶対につまづかせない解説になっています。

授業を受けているというより、近所のお兄さんが英語をおしえてくれているかのように解説が進みます。読み込まなくてもスルスル読める解説になっています。

英文法のトリセツシリーズには『新装版 英文法のトリセツ 中学レベル完結編』がありますが、中学卒業レベルよりもかなり難易度が高いため、とりあえず上記2冊をクリアできればOKです。

一億人の英文法

書籍名 一億人の英文法
著者 大西泰斗/ポール・マクベイ
金額 1,800円+税
ページ数 682ページ
タイプ 辞書・読みもの
読者対象 英語初中級者

※本をスキャンしたため、中心に影が入っています。

大きい区分としては「辞書的な文法書」ですが、ひと昔前にありふれていたような専門書のような堅苦しい文法書ではなく、イラストや図解が気前よく使われています。ムダに文法用語を使わず、ビジュアルで理解できるようになっているのでわかりやすく読むことができ、「英語って簡単なんだ」「英語っておもしろいじゃん」と感じられます。

また、なによりも特徴的なのは、ネイティブの感覚がわかる「話すための文法書」になっていること。わたしは留学2回経験済の教材編集者なんですが、それでも読み返すたびに新しい発見があります。ネイティブスピーカーの意識がわかります。

総合英語 FACTBOOK これからの英文法

書籍名 総合英語 FACTBOOK これからの英文法
著者 大西泰斗/ポール・マクベイ
金額 1,500円+税
ページ数 534ページ
タイプ 辞書
読者対象 英語初中級者

『一億人の英文法』の学校仕様向けです。『一億人の英文法』が読みもの的な雰囲気があるのに対して、こちらは従来からあった参考書のように、辞書に寄せられている印象。

また、『一億人の英文法』の解説は、従来学校で習う文法の解説とはかなり違った感覚でと書かれているので、義務教育を通ってきた日本人にはややクセがあるように感じられることもあるんですが、『FACTBOOK』は学校向けにつくられたものなので、一般人になじみがいいと思います。

イラストがふんだんに使われているだけでなく、色使いも工夫されているため、難しく感じてしまいがちな英文法が感覚的に理解できます。

Evergreen

¥1,672 (2021/09/18 12:59時点 | Amazon調べ)
書籍名 Evergreen
著者 川崎芳人 / 久保田廣美 / 高田有現 / 高橋克美 / 土屋満明 / Guy Fisher / 山田光 / 墺タカユキ
金額 1,520円+税
ページ数 672ページ
タイプ 辞書
読者対象 英語初中級者

※本をスキャンしたため、中心に影が入っています。

 『総合英語Forest』の生まれ変わり。オーソドックスな例文や解説で、だれにでも使いやすいところが魅力。

日本の英語学習者が疑問に思う箇所や大学受験で問われる知識などをしっかりフォローしていて、かゆい所に手が届く参考書です。

Essential Grammar in Use

書籍名 Essential Grammar in Use
著者 Raymond Murphy
金額 3,600円
ページ数 320ページ
タイプ 解説+問題演習
読者対象 英語初中級者

世界中の語学学校で利用されている文法書です。信頼度抜群。

ネイティブの思考で英語を学べるので「わかりやすい」「あなどれない」ととても評判がよく、実際にアメリカに語学留学した友人が「日本でもこういう教え方をしてくれればいいのに」と本気で嘆いていました。

すべて英語で書かれているので、英語に抵抗感があるひとにはおすすめできないんですが、「今まで文法はちゃんと勉強してこなかったけど英語には興味がある」「せっかくだから英語で英語を勉強したい」というひとにおすすめの一冊です。

▼参考:『Essential Grammar in Use』はイギリス英語をベースにしています。同じ内容のアメリカ英語版に『Basic Grammar in Use』があります。

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おすすめできない文法書

amazonでベストセラーとなっている商品の中にも、正直「え?」って思う教材も少なからずあります。もし購入を検討している場合は、一度記事を読んでみてください。

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まとめ

基礎固めをじっくりすることが、ネイティブの英語に近づく最短の方法。

自分に合った文法書で「英語がわかる!」を実感しながら楽しく英語を学んでいきましょう。

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