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【現役編集者が厳選】英語初心者向けオススメ文法書5選【勉強法も】

英語を勉強するにあたって、文法学習は欠かせません。

だからこそ、自分にぴったりの文法書を選んで英語学習を楽しんでほしい。効率的に基礎固め(=文法学習)をして、さくさくっと次のステップに進んでほしい。

以下の文法書は、どれもいろんな世代に愛用されている信頼のできる文法書ばかりです。そして記事を書いた私自身、現役の編集者で、執筆をしたり校正をしたりするときにはつねに文法書とにらめっこしてばかりで、どれもお世話になっているものばかりです。

それぞれの文法書で個性が違います。編集者目線で、「これぞこの書籍の個性だな」とチェックしたポイントを列挙してみたので、ぜひ自分にぴったりの文法書を探し出してください。

なぜ文法学習は必要なのか?

英語を使えるようになるためには、英語の仕組みを知っていたほうが断然有利です。

英語と日本語は語順が違いますが、その語順を正しく使いこなせると、でたらめな英語から脱却することが可能です。

自分に合った文法書の選び方

英語をゼロから勉強する場合

とにかく楽しく取り組めるものを選びましょう。

選択肢のひとつは、薄めの問題集を選ぶこと。解説が丁寧にわかりやすく書いてあって、確認問題がついているようなものだと、ちゃんと英文法が吸収できます。

もうひとつの選択肢は、分厚いかわりに、初心者にもわかるような解説をじっくりしている文法書。できれば、実際に授業を受けているかのように、話しことばで書かれている本だと理想的です。

忘れかけている文法を復習する場合

分厚い参考書を選んでも問題ありません。

ただ、気をつけてほしいのは、「読む気になるかどうか」。読んで、理解して、使いこなしてこそ、英文法を勉強する価値があります。

「なんだか理解できないな」と思ったら、その文法書はあなたに向いていないといえます。

文法書の正しい使い方

文法書の内容を100%暗記する必要はありません。

文法書の目的は、あくまでも、英語の仕組みを(それなりに)理解して使いこなすことにあります。

これはわたしの個人的な感覚ですが、書かれていることの80%ぐらいがわかれば「よし、わかった!」と自信をもっていいと思います。

あとは文法演習をしたり、読解問題やリスニング問題に取り組むなかでわからないことがあったら、都度立ち戻ってきましょう。

おすすめの文法書

これまで使い倒してきた文法書のなかから、厳選したもののみをご紹介します。

高校英文法をひとつひとつわかりやすく。

書籍名 高校英文法をひとつひとつわかりやすく。
著者 富岡恵
金額 1,100円+税
ページ数 本体152ページ+解答解説28ページ
読者対象 英語初級者

やわらかいわかりやすい解説とイラスト図解で解説されています。1回分の解説はたったの1ページなので、精神的な負担も少なくなっています。ページ数が少ないのに必要最低限の文法がちゃんとマスターできるのも魅力。

1ページ解説が続いたあとは、1ページ基本問題を解く仕組みになっています。さらに、単元の区切りごとに入試問題がついていて、反復演習が可能なので、英文法が定着します。

英文法のトリセツ

書籍名 新装版 英文法のトリセツ じっくり基礎編
著者 阿川イチロヲ
金額 1,700円+税
ページ数 317ページ
読者対象 英語初級者(中学1年~2年前半)
書籍名 新装版 英文法のトリセツ とことん攻略編
著者 阿川イチロヲ
金額 1,700円+税
ページ数 349ページ
読者対象 英語初級者(中学2年前半~3年)

初歩の初歩の初歩ぐらいから超丁寧に解説している文法書です。難しい文法用語は一切ありません。「ヒンシ」ってなんなのか、Japanese are eat rice.はなぜダメなのか、というように、英語が苦手なひとを絶対につまづかせない解説になっています。

もはや授業を受けているというより、近所のお兄さんが英語をおしえてくれているかのように解説が進みます。読み込まなくてもスルスル読める解説になっています。

英文法のトリセツシリーズには『新装版 英文法のトリセツ 中学レベル完結編』がありますが、中学卒業レベルよりもかなり難易度が高いため、とりあえず上記2冊をクリアできればOKです。

一億人の英文法

書籍名 一億人の英文法
著者 大西泰斗/ポール・マクベイ
金額 1,800円+税
ページ数 本体682ページ
読者対象 英語初中級者

ひと昔前にありふれていたような専門書のような文法書ではなく、イラストや図解が気前よく使われています。ムダに文法用語を使わず、ビジュアルで理解できるようになっているので、「英語って簡単なんだ」「英語っておもしろいじゃん」と感じられます。

また、なによりも特徴的なのは、大学受験のための文法書ではなく、話すための参考書になっていること。わたしは留学2回経験済の教材編集者なんですが、それでも読み返すたびに「はっ!」と新しい発見があります。ネイティブスピーカーの意識がわかります。

英文法の知識がまったくない状態で、端から読み込むにはちょっとページ数が多いなと思います。

読み物としてもおもしろいんですが、全部読み込むには時間がかかります。

総合英語 FACTBOOK これからの英文法

書籍名 総合英語 FACTBOOK これからの英文法
著者 大西泰斗/ポール・マクベイ
金額 1,500円+税
ページ数 本体534ページ
読者対象 英語初中級者

『一億人の英文法』の学校仕様向けです。

『一億人の英文法』は、従来学校で習う文法の感覚と離れているので、(いい意味で)義務教育を通ってきた日本人にはややクセがあるように感じられるんですが、こちらはもともと学校向けにつくられたものなので、一般人になじみがいいと思います。

英文法の知識がまったくない状態で、端から読み込むにはちょっとページ数が多いなと思います。

気になる項目を引くといったような辞書的な文法書としてオススメです。

English Grammar in Use

書籍名 English Grammar in Use
著者 Raymond Murphy
金額 4,085円
ページ数 本体391ページ
読者対象 英語初中級者

世界中の語学学校で利用されている文法書です。信頼度抜群。

ネイティブの思考で英語を学べるので「わかりやすい」「あなどれない」ととても評判がよく、実際にアメリカに語学留学した友人が「日本でもこういう教え方をしてくれればいいのに」と本気で嘆いていました。

すべて英語で書かれていますが、もともと英語学習者のためにつくられたもので、解説もシンプルでわかりやすいので、初級者でも取り組めると思います。例文が多いのも魅力です。

ページ数が多いので、すべて網羅するには時間がかかります。

中学英語がもうさっぱりで英語にアレルギーがあるんだけどどうしても英語を学ばないといけないという場合は、同じ本のBasicレベルに『Basic Grammar in Use』があるので、こちらからはじめてもいいかもしれません。

まとめ

基礎固めをじっくりすることが、ネイティブの英語に近づく最短の方法。

自分に合った文法書で「英語がわかる!」を実感しながら楽しく英語を学んでいきましょう。