比較級+than any otherのあとは単数形?なぜ?複数形にも実はなる!?

複雑に思われがちな比較級の構文も、その仕組みを理解できれば実はすごくシンプルなことがわかります。

それではさっそく、サクッと解決してしまいましょう。

目次

主語が単数形の場合

空欄にあてはまるものとして正しいものを、下の選択肢から選びなさい。

東京は世界のほかのどの都市よりも人口が多いといわれています。

It is said Tokyo is more populated than (    ) in the world.

① any other city   ② any other cities
③ some other city   ④ some other cities

この英文では、東京(Tokyo)とほかの都市を比較しています。

図解すると次のような感じ。

than any other+単数形
主語が単数の場合の比較級の発想

東京とほかの都市を1つ1つ比較をしているので、than any otherのあとは単数形になって

It is said Tokyo is more populated than any other city in the world.

となるのが自然です。

そうすると、正解は

① any other city

となりますね。

主語が複数形の場合

空欄にあてはまるものとして正しいものを、下の選択肢から選びなさい。

チーターはほかのどの動物よりも速く走ると思われています。

It is believed cheetahs run faster than (    ).

① any more animal   ② any other animals
③ some more city    ④ some other cities

この英文では、チーター(cheetahs)とほかの動物を比較しています。

選択肢に any other animalがありません。

では、こういう場合はどう考えればいいのかというと、cheetahs(←複数形)とほかの動物(←複数形)を比較していると考えます。

正解は

② any other amimals

なんです。

than any otherのあとが単数形にならないパターンもあるということを知っておきましょう。

<any other+複数形>としてもいいのかはネイティブの間でも議論されている内容です。もし主語を複数形にする場合には、It is believed cheetahs run faster than all other animals. というように、<than all other+複数形>とするのがスマートです。

まとめ

ガチガチの受験英語の常識に縛られることなく、なんでそういう英語になるのかを理解しておくことが大事。

比較級+any other

  • 主語が単数形:<any other+単数形>
  • 主語が複数形:<any other+単数形>にならないこともある

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