「追って」の英語!「順を追って説明」「追って連絡する/送る」を表現できる?

「追って」と一口にいっても、「順を追って説明する」のように”順を追う”場合もあれば、「追って連絡する」のように”時間を追う”場合もあります。

表したいニュアンスによって「追って」を上手に表現できるようになっていきましょう。

目次

順を追って説明する

explain step by step

step by stepは「一歩一歩、1つずつ、段階を追って、段階的に」という意味。

Can you explain it to me step by step?

わたしにそれを順を追って1つずつ説明してもらえませんか。

explain gradually

graduallyは「時間をかけてゆっくりと、少しずつ」という意味をもつ副詞。

We will explain gradually how this design is created.

このデザインがどのようにしてできたのか順を追って説明していきます。

explain the process carefully

explain the process carefullyで「過程を丁寧に説明する」という意味を表すことも可能です。

carefullyは「注意して」という意味だけでおぼえているひとも多いかもしれませんが、「care(気にかけること、注意、関心、配慮)などをfulに」というニュアンスをもつ単語なので、「丁寧に、慎重に、入念に、しっかりと」を表すことができます。

Let me explain the process carefully.

しっかりと順を追って説明させてください。

explain carefully in particular order

先ほど出てきたexplain the process carefullyの応用として、explain carefully in particular orderと表すことも可能です。

in particular orderは、直訳すると「特定の順の中で」という意味で、これが転じて「順に」を表します。

Could I trouble you to explain the datails carefully in particular order?

ご面倒をおかけしますが、詳細を順を追ってご説明いただけませんか。

Could I trouble you to ~?については、こちらでくわしく解説しています。

explain each stage in a process

each stage in a processは、「プロセスの中の1つ1つの段階」という意味。少し説明的になってしまいますが、この表現を使っても「プロセスの中の1つ1つの段階を説明する」→「順を追って説明する」を表すことができます。

Could you kindly explain each stage in a process?

順を追って説明していただけませんか。

explain each stage in briefだと「過程を簡潔に説明する」という意味になります。

walk through

walk throughは「歩くように1つずつ、実際にやってみせながら相手にやり方をおしえる」というニュアンスをもつイディオムです。

She’ll walk you through the five-page document.

彼女があなたに5ページにわたる資料について順を追って説明してくれるはずです。

関連記事:「わかりやすく説明する」の関連表現を次の記事にまとめています。

詳細は追って連絡する

let ~ know later

「追って連絡する」は平たい日本語にすると「後で連絡する」ということですよね。「後で」を表すlaterを使って「追って連絡する」を表現することができます。

I’ll let you know the details later.

詳細は追って連絡します。

TBA

メールやチャットを書くときには、To Be Announced(後ほどアナウンスします)の略語であるTBAを使うことができます。

Next meeting on April 30, time and location TBA.

次回会議は4月30日、時間や場所は追ってお知らせします。

ビジネスでも使えるETAという表現について、こちらでくわしく解説しています。

資料を追って送る

follow

「資料を追って送る」ということは、「資料があとから届く(=続く、次に来る)」ということなので、このニュアンスを英語で表します。

The documents will follow shortly.

資料は追ってお送りします。

「間をあけずに早めにお送りします」という意味でshortlyやsoonを組み合わせて使うのがおすすめ。

by post

たとえば先にメールを送っておいて、「資料はこれから郵送でお届けします」と伝える場合には、by postという単語を使うことができます。

I will send you the documents by post.

資料は追って郵送でお送りします。

I will mail you the documents.ということもできますが、mailという動詞が、「郵送」ではなく「メール」を想起させてしまう可能性もあるため、send by postと表したほうが相手に誤解を与えずに済むでしょう。

まとめ

表したいニュアンスによって英語を使い分けていくことが大切。

追って

  • explain step by step/explain gradually/explain the process carefully/explain carefully in particular order/explain each stage in a process/walk through
  • let ~ know later/TBA
  • follow/by post

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