つい先日、衆院予算委員会で、「私は、幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」「『募る』というのは『募集する』というのと同じです。募集の『募』は『募る』っていう字なんですよ!!!」という熱い(!?)討論があり
#募ってはいるが募集はしていない
という言葉がトレンドワードに上がりました。
英語では「募る」「募集する」はどう表現するのでしょうか。
「募る」「募集する」を英語で表現する
「募る」「募集する」は、英語にする場合、その2つの言葉の間に違いはないと考えて問題ありません。
ただ、「募る」「募集する」に当てはまるちょうどいい英語が存在しないため、場面によって使い分ける必要が出てきます。
仕事関係で使う「募る」「募集する」

recruit
直訳:~を新規採用する
Public schools are recruiting new teachers.(公立の学校は新しい教師を募集している)のように使います。
hire
直訳:(~を)雇う
The company isn’t hiring right now.(その会社は今現在は募集をかけていません)のように使います。
広告やポスターで「募集中!」と打ち出すときは、We are hiring! や Now hiring! のような表現にしてもOK。
take applications
直訳:申し込みを受け付ける
We are taking applications for all positions.(全ポジションで申し込みを受け付けています)のように使います。
want
直訳:~を必要としている
広告やポスターで、Drivers wanted!(運転手募集中!)のように使います。受け身の形(~ wanted)になるのがポイント。
趣味などで使う「募る」「募集する」

look for
直訳:~を探す
例えば、趣味で絵画教室を開きたくて生徒を募集していますっていうときに使えるのが、I’m looking for students.(生徒募集中です)という表現。
seek
直訳:~を捜す、求める
The prince is seeking a wife. なら「王子は花嫁候補を募集しています」。
日常生活では、look for を使うことが多いので、seekよりもまずはlook forがさらっと出てくるようにしておこう。
need
直訳:~を必要としている
人ではなく物を必要としているときに使えるのがこの表現。We need your ideas!(アイデア募集中!)のように使います。
まとめ
「募る」「募集する」は英語で表現すると、場面によって違いが出てきます。
- recruit
- hire
- take applications
- want
- look for
- seek
- need