【現役編集者が比較!】大学受験向け英単語帳の特徴・オススメランキング

こんにちは。教材編集者のあんです。

単語帳選びって迷いますよね?

合わない単語帳を選んで、時間と労力を無駄遣いしてほしくない。そんな思いでこの記事をまとめました。

以下の単語帳はどれも受験生に愛用されている信頼のできる単語帳ばかりです。そして記事を書いた私自身、現役の編集者で、シリーズ累計売上100万部以上の単語帳の編集に携わる中で各単語帳を研究し尽くしたので、どれもオススメできるものばかりです。

それぞれの単語帳で個性が違います。編集者目線で、「これぞこの書籍の個性だな」とチェックしたポイントを列挙してみたので、ぜひ自分にぴったりの単語帳を探し出してください。

目次

英単語帳の特徴をわかりやすく

出版・改訂されたのが古い順に紹介を並べています。

リンガメタリカ

著:中澤幸夫
¥1,320 (2024/10/10 09:26時点 | Amazon調べ)

リンガメタリカは、商品名のとおり、単語が「環境問題」「医学・生命倫理」「差別問題」「経済」「科学」などの話題別に掲載されている単語帳です。

『速読英単語』と同じく、読解から単語の知識を仕入れることができますが、英文章を読む前に背景知識解説のページがそれぞれのテーマごとに3ページずつほどあるのが特徴的。

背景知識の解説によって、そのテーマの英語が読みやすくなったり、単語が身近に感じられることってありますよね?

ユメタン

ユメタンの最大の特徴は、単語・フレーズ・例文を1週間のうちにどのようなペースや順で勉強していけばいいのか、ガイドがしっかり示されているところです。

著者は日本有数の難関校/灘中学・高校のキムタツ先生!

LEAP

¥1,045 (2024/10/10 09:26時点 | Amazon調べ)

単語帳と辞書のハーフのような単語帳!必要な情報だけ(余分な情報なし)がぎゅっと詰まってていいとこどり!

単語の使い方が丁寧に解説されていて安心!派生語もきっちり掲載されています。

単語の訳とフレーズ・例文の訳が一致しているので、フレーズや例文を勉強するときにも「あれ?単語の訳と意味違わない?」というように感じてしまうストレスが避けられます。

全体の構成は、WritingやSpeakingで使いこなすためのPart 1・Part 2と、ReadingやListeningで意味が分かるためのPart 3・Part 4に単語を分類されているので、これは日本語から英語にできるようにしておかないといけないとか、これは見て意味がわかる程度でOKとかというのが明確になります。

以下の記事で、『LEAP』シリーズについてくわしく解説しています。

Stock

¥1,100 (2024/10/10 09:17時点 | Amazon調べ)

文法問題でよく出てくるのか、読解問題でよく出てくるのか、4技能問題(例:発音・スピーキング・英作文)でよく出てくるのか、という観点で本が構成されているので、何を意識したらいいかわかりやすく、まさに入試に直結!

日本語訳はなるべく1語だけで、入試でいちばんよく問われる訳語に厳選されています。フレーズ・例文も無駄に長くないから覚える価値がある!

すべての単語に、単語に関わるマメ知識が掲載されているから、興味を持てるし、記憶に残りやすい!もちろん受験で使える情報も多数掲載されている!

著者はスタディサプリでも有名な関正生先生です。

以下の記事で、『Stock』シリーズについてくわしく解説しています。

速読英単語

単語帳というよりは、読解問題に単語解説が詳しく付いているイメージ!

日本語訳は、読解問題に出てくる意味だけではなく、辞書のように複数の日本語が掲載されています。

キクタン

音楽にのせて単語が流れてくる単語帳!

読んだり書いたりして文字から英語を勉強するのが苦手、でも受験のために単語をおぼえなきゃ、という受験生におすすめの単語帳です。

以下の記事で、『ユメタン』と『キクタン』について、くわしく解説しています。

システム英単語

¥1,100 (2024/10/10 02:17時点 | Amazon調べ)

フレーズが緻密な分析によって厳選されているため、どれも入試で見るものばかりであることがいちばんの特徴!

単語って結局単語の意味だけ知っていてもあまり意味なくて、どういうフレーズで使われるかが本当に大事なんですよね。そこに徹底的にこだわった単語帳だから長年売れているんだなーというのがよくわかります。

もちろんフレーズだけでなく、単語自体も厳選されているし、派生語も知っておくべきものばかりです。

豆知識みたいなものはあまり載っていません。まさに単語を覚えるための単語帳というイメージ!

以下の記事で、『システム英単語』シリーズについてくわしく解説しています。

英単語ターゲット

昔からずっと売れている単語帳というと、先ほど紹介した『システム英単語』シリーズと『ターゲット』シリーズ。

例文が入試問題から引用されているため、入試にどう出題されるかがわかります。

専用アプリが使いやすいと人気のため、単語の勉強はアプリでしたいという受験生におすすめです。

鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

KADOKAWA
¥2,310 (2024/10/09 00:25時点 | Amazon調べ)

東京大学受験指導専門塾の単語帳!

「人間の脳」を意識して「記憶に残す」ことに視点を置いた構成で、すべての単語が関連付けて配置されています。まるで東大生の頭の中を見ているよう!

記憶に深く刻まれるよう、ここぞというところにはわかりやすいイラストもしっかり掲載されているので心強い!

同意語・反意語の確認問題や文法問題もがっつり載っていて、まさに上位校を目指す受験生のための単語帳です。

以下の記事で、『システム英単語』シリーズについてくわしく解説しています。

オススメの英単語帳ランキング

英語をアドバンテージにしたい受験生におすすめの単語帳トップ3

1.システム英単語

単語はどのようにして使われるのかを知っているのが大切!そういう点で、『システム英単語』に掲載されているフレーズは受験のときの大きな味方になるはず。

正直レイアウトはあまり好きではないんですが、それでも1位にしたくなるほど、厳選されたフレーズの威力がすごいです。

2.Stock/LEAP

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『Stock』は、「受験のために厳選」「受験直結」なムダがない単語帳。関先生の単語帳という意味での信頼も厚いですよね。

¥1,045 (2024/10/10 09:26時点 | Amazon調べ)

『LEAP』は、単語のみならずその派生語や受験で問われる文法まで、必要十分な情報をぎゅっと詰めた1冊。

3.鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁

KADOKAWA
¥2,310 (2024/10/09 00:25時点 | Amazon調べ)

”受験生の英語脳”をつくるための理想的な単語帳はまさにこれだと思います。情報量は多いけど、頭の中を整理しながら覚えられるように構成されているから、この単語帳を習得できたときの英語力は計り知れないものに。

単語帳のクオリティという面では圧倒的な1位なんですが、最難関大学を目指す受験生以外は『鉄壁』に手を出す必要はないので、3位にしました。

早慶上智・東大を目指すのであれば、『鉄壁』や『リンガメタリカ』まで勉強しておくと安心。GMARCHや旧帝大レベルまでであれば、これらに手を出さなくても、1冊をしっかりやり込んで、あとは長文演習などから知らない単語を補強していく勉強法で問題ありません。

英語が苦手な受験生におすすめの単語帳トップ3

1.Stock3000

¥1,100 (2024/10/14 13:14時点 | Amazon調べ)

欲をいえば、4500までマスターできればいいんだけど、英語が苦手な学生はとりあえず3000からはじめよう。情報が無駄に細か過ぎず覚えやすくなっていて、見た目がポップな本っていうのもオススメポイントです。

2.ユメタン1

「英語は復習が大事」っていうけど、どうやって復習したらいいかわからないっていう学生におすすめ。説明されている使い方に従うだけで、ちゃんと英語力が身につくようになっています。

3.キクタンBasic

音楽にのって単語が流れてくるので、どうしても勉強する気にならないときや聞き流しにおすすめ。

ただし、フレーズや例文は受験向けではないため、あくまでも単語だけを覚えるのに使いましょう。フレーズ・例文は覚える必要なし!

おまけ

中学校ですでに英語が苦手だった、大学受験用を使う前にもっと基礎からやり直したいという場合には、『中学校3年間の英単語が1カ月で1000語覚えられる本』がおすすめです。

『中学校3年間の英単語が1カ月で1000語覚えられる本』については、くわしくは次の記事で解説しています。

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