洋画や海外ドラマを見ていると、雨が降っているわけでもないのに出てくるrain checkという表現。
この意味は、rainやcheckの文字面からは想像もできないできないんですよね・・・涙
rain checkの意味
rain checkを英英辞典で確認すると、次のように説明されています。
a promise to allow someone to buy or do something in the future because it is not possible to buy or do it now
そのときは買ったりしたりすることができないので、将来なにかを買ったりしたりすることを約束すること
Politely decline an offer, with the implication that one may take it up at a later date.
引用:LEXICO
後日それを受け入れることを含みながら、丁寧にオファーを断ること
ここでおさえておきたいのは、rain checkという表現を使うときは、いったん断るものの、後でそれをするつもりがあり、丁寧に断っているということ。言い換えれば、やる気がないのに「また今度」といっているわけではない、ということです。
前向きなお断りであり、相手に嫌な感じを与えない、とても好感度の高い表現ということができます。
▼参考:「また今度」が社交辞令で、やる気がない場合の英語表現はこちらで解説しています。

rain checkの由来
そもそもなぜrain checkがお断りの意味になるのか、それはrain checkがもともと「野球などのイベントが悪天候で中止になったときに客に配られた、次回使えるチケット」だったことに由来しています。
Merriam-Webster’s Learner’s Dictionaryでは、次のように解説されていました。
a ticket given to people so that they can go to another event (such as a baseball game) if the one they were watching or planning to go to is canceled or stopped because of rain
観戦していたり参加予定があった(野球などの)イベントが、雨によってキャンセルされたり中止されたりしたときに、ほかのイベントに行けるチケット
rain checkの使い方
rain checkというフレーズは、takeやonと組み合わせて使うことができます。また、単独でrain checkだけで使ってもOKです。
Sorry, I’m busy today. Rain check?
ごめん、今日忙しいんだよね。また誘って?
I’ve got a lot of work to do. I’ll have to take a rain check.
今日やらないといけないことがいっぱいあるんだ。またにさせてもらうよ。
Do you mind if I take a rain check on a coffee date?
もしお茶するの今度にさせてっていったら気にする?
まとめ
rain checkは、相手に変な印象を与えることなく、ポジティブにリスケをお願いできる覚えておいて損はない表現。
rain check
- 実現させることを前提とした前向きなお断り