notの位置の覚え方!ought not to / had better not / would rather not

ought not to、had better not 、would rather notのnotの位置がどこにくるのかって難しくないですか?

でもこれ、ちゃんとそこにnotがくる理由があるんです。

notの位置のおぼえ方を3つ紹介します。いちばんしっくりくる方法でおぼえてしまいましょう。

目次

理論的に理解する

ought to、had better、would ratherは助動詞の派生として勉強する慣用表現で、それぞれの意味は次のとおりです。

ought to:「~すべき」。shouldとほぼ同じ意味。提案。
had better
:「~したほうがいい」。そうしないと問題になる。警告。
would rather
:「どちらかということ~したい、むしろ~したい」

これの否定文をつくると、それぞれ次のようになります。

We ought not to talk about it.(その話はするべきではない)
We had better not talk about it.
(その話はしないほうがいい)
We would rather not talk about it.
(その話はしないほうがいいでしょう)

このとき、notがどこにあるかというと、次のとおりです。

You ought not to talk about it.
You had better not talk about it.
I would rather not talk about it.

notの位置がビミョーに違うんですよね。ought toのときは間にあるのに、had betterとwould ratherは最後にくっついている。

なんで違うんだろう。みんな統一してくれればいいのに・・・。

と、日本人なら思うかもしれません。でもネイティブの発想は次のとおりなんです。

You ought not to talk about it.
You would better not talk about it.
I would rather not talk about it.

どういうことかというと、「ought toの間」とか、「had betterの後」というように使っているわけではなくて、「不定詞(赤字の部分)の前」でnotを使っているんです。

不定詞とは、何にも定まらない(=影響されて変化しない)動詞をいいます。to不定詞と原形不定詞の2通りがあります。

もう一度よく英文をみてみると、to不定詞(to talk)や原形不定詞(talk)の前にnotがついていますよね。これこそがネイティブの発想です。

You ought not to talk about it.
You would better not talk about it.
I would rather not talk about it.

省略形を覚える

notの位置がどこになるのか、それをおぼえるほかの方法としては、省略形をおぼえるという裏技もあります。

You ought not to talk about it.
You had better not talk about it.
I would rather not talk about it.

これを省略すると、それぞれ次のようになります。

You oughtn’t to talk about it.
You’d better not talk about it.
I’d rather not talk about it.

いちばんのポイントは、ought not toの省略がoughtn’t toであること。これはもう、notがoughtのすぐ後にくるってわかりやすいですよね。

had better notとwould rather notはそれぞれ、最初のhadやwouldが省略されます。そうなったときに、さすがにYou’d not ~やI’d not ~となったら不自然なので、notはそれぞれのカタマリの最後にくることがわかります。

  • You’d not better talk about it.
  • I’d not rather talk about it.

使われている単語でおぼえる

これはちょっと強引なんですが、試験のためのテクニックとして。

You ought not to talk about it.
You had better not talk about it.
I would rather not talk about it.

betterやratherのような”-er”系のときはその後にnot、そうじゃない場合(=ought to)はそうじゃない(=間)とおぼえてしまいましょう。

You ought not to talk about it.
You had better not talk about it.
I would rather not talk about it.

ただし、このおぼえ方だと英語の感覚が身につかないので、あくまでもテクニックとして知っておいてくださいね。

まとめ

丸暗記じゃなくて、なんでそうなるか理解することが大事。

notの位置

  • 不定詞の前
  • ought not toはoughtn’t toと省略できる

関連記事

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SHARE
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる