【ビジネス英語】直接的な命令表現7選

「外国人はものごとをストレートに表現する」「ビジネスシーンではあいまいな表現はご法度だ」ということを耳にしたことがあるかもしれません。

だけど、これらは必ずしも正解ではありません。日本国内と同じく、国際的なビジネスシーンでも、ストレートにものごとを言って許される相手や場面は限られます。

この記事では、キツイ表現に聞こえてしまう英語表現を紹介します。ここで扱う表現は、十分に注意を払ったうえで使いましょう。

目次

前提

ここで紹介する表現は、直接的な命令表現です。そのため、次のことが前提になっています。

  • 自分が相手よりも強い立場にいる
  • 相手に命令・指示する権利がある
  • 相手に断る余地をまったく与えない

ここで紹介する英語表現も含めた、命令・指示・依頼表現の解説の完全版は、次の記事でまとめています。

I expect you to ~

I expect you to submit the report by next week.

君には来週までに報告書を提出してもらえると期待しているよ。

I expect you to ~によって、「君には~してくれることを期待しているよ」→「できるよな?できないわけないよな?」というプレッシャーを与えています。決して「期待してるわ♡」というニュアンスではありませんのでご注意を。

これ仕事で言われたらこわいですよね・・・。

関連記事:派生語のexpecting/expectantを使った表現も確認しよう。

I need you to ~

I need you to submit the report by next week.

君には来週までに報告書を提出してもらう必要がある。

I need you to ~によって、「必要だ」というニュアンスを表しています。必要があるんです。だから断る余地は100%ありません。

has to be ~

The report has to be submitted by next week.

報告書は来週までに提出されなければならない。

これは例文をみてもらったほうがわかりやすいと思うんですが、あなた(you)やわたし(I)が主語になっているのではないというのがポイントです。

あくまでも客観的な事実を伝え、主観的なコミュニケーションになっていないのが、場合によっては冷たさを感じるかも・・・?

I require you ~

I require you to submit the report by next week.

あなたが来週までに報告書を提出することを要求します。

I require you that you submit the report by next week.

あなたが来週までに報告書を提出することを要求します。

<I require you to+動詞><I require you that+文>というように英語の形は違いますが、どっちもI require you(あなたに~を要求します)という内容を表しています。

要求されたら断れないですよね・・・汗

must

You must submit the report by next week.

あなたは来週までに報告書を提出しなければならない。

mustは非常に強制力の強い助動詞なので、使う相手や場面には注意しましょう。

I want you to ~

I want you to submit the report by next week.

来週までに報告書を提出してほしい。

I want you to ~は「あなたに~してほしい」という意味。教科書や参考書で習うのでなじみがあり、身近な表現のように感じてしまいがちですが、直接的で命令的な表現になりうることを理解しましょう。

関連記事:日本人が知らないDo you want to ~? のニュアンス

命令形

Submit the report by next week.

来週までに報告書を提出なさい。

命令形は、まさに命令形です。仕事で「指示」ではなく「命令」されるのってよっぽどですよね?そのぐらい強い印象を与えます。

まとめ

キツイ印象を与えてしまう表現を使うときは、相手や場面に気をつけましょう。

直接的な命令表現

  • I expect you to ~
  • I need you to ~
  • has to be ~
  • I require you ~
  • must
  • I want you to ~
  • 命令形

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