NHKの『おもてなしの基礎英語』を見ていたら、本編とは関係ないところで、「鼻毛出てるよ」という英語が出てきました。
「鼻毛」=鼻の毛=nose hairまではなんとかわかるとしても、「出てるよ」って状況を伝える表現が意外とぱっと出てこないなあと思いました。
「鼻毛が出てるよ」って英語で言えますか?
「鼻毛が出てるよ」を英語で表現する
空欄にあてはまる語句をこたえなさい。ただし、それぞれの語句の書き出しは指定されています。
鼻毛出てるよ。
( Y ) ( g ) some nose hair ( c ) ( o ) .
解答と解説
「主語がnose hairじゃないんだ?!」って思ったひともいると思いますが、ネイティブ的な感覚だと、鼻毛の説明をしたいんじゃなくて、「あなたに鼻毛がついてて、それが出てるよ」というふうに、相手のことを説明したいんですよね。
ということは、前半の2語は「あなたに鼻毛がついている」→「あなたは鼻毛をもっている」という英語になりそうです。
前半の英語:( Y ) ( g )=「あなたはもっている」
では、次にどういう状態の鼻毛をもっているのかというと、「出ている鼻毛をもっている」んですよね?
それが後半の2語のヒントです。
後半の英語:some nose hair ( c ) ( o )=「出ている鼻毛」
では、前半の2語と後半の2語を組み合わせてみましょう。
正解は
You’ve got some nose hair coming out.
となります。
You’ve got=You have gotですが、「出てるよ」という話し言葉なので、省略形you’veを使うほうがベターです。
「お米がついてるよ」を英語で表現する
空欄にあてはまる語句をこたえなさい。ただし、それぞれの語句の書き出しは指定されています。
ほっぺにお米がついてるよ。
( Y ) ( g ) some rice ( o ) ( y ) ( c ) .
解答と解説
さっきの「鼻毛が出てるよ」とはまったく違う言葉のように見えますが、実は「お米がついてるよ」も先ほどと思考方法はいっしょです。
まず、状況をイメージしましょう。
「あなたはほっぺ(の上)にお米をもっている」と伝えたいわけです。
前半の2語はもう大丈夫ですよね?
前半の英語:( Y ) ( g )=「あなたはもっている」
後半は「ほっぺ(の上)にあるお米」を表現します。
後半の英語:some rice ( o ) ( y ) ( c )=「ほっぺ(の上)にあるお米」
正解はもうわかりますよね?
You’ve got some rice on your cheek.
が正解です。
ちなみに、英英辞典には、
You’ve got some butter on your bottom lip.
出典:ロングマン現代英英辞典
訳:下唇にバターがついてるよ。
という表現が載っています。この例文、日本人はなかなか思いつかないですよね。文化の違いっておもしろいなあと感じました。
まとめ
You’ve got ~は、英会話でめちゃめちゃ使える表現です。さらっと使えるように、何度も声に出して復習しておきましょう。
① 鼻毛出てるよ。
( ) ( ) some nose hair ( ) ( ) .
② ほっぺにお米がついてるよ。
( ) ( ) some rice ( ) ( ) ( ) .
① You’ve got some nose hair coming out.
② You’ve got some rice on your cheek.
- You’ve got ~.