stickは「突き刺す」とか「接着する」。aroundは「~のまわりに」。それぞれの意味は知っているのに、そしてネイティブはよく使うのになぜか知らないstick around。
この2つの意味と使い方を知っていればひとまず大丈夫、という意味と使い方を紹介します。
ぶらぶらする・しばらく待つ
まず押さえておきたいのは、「ぶらぶらする」「しばらく待つ」という意味。
このふたつ、言葉の表面上だけ見れば意味は違うように見えるんですが、ネイティブの発想は同じところからきています。
たとえばロングマン現代英英辞典では、次のように定義されています。
to stay in a place a little longer, waiting for something to happen
引用:ロングマン現代英英辞典
物事が起こるのを待ちながら、ひとつの場所に少し長くとどまること
「ぶらぶらする」と「しばらく待つ」が別の行動ではなく、「ぶらぶらしたりしながらしばらく待つ」というニュアンスをもつのがstick aroundだということがわかります。
そして実際に、ネイティブはstick aroundを次のように使います。
I’ll stick around here a little longer.
もう少しだけここで待ってみるよ。
Why don’t we stick around until Nate shows up?
Nateが来るまでぶらぶらしない?
Can you stick around until 8 o’clock? I get off my shift by then.
8時までぶらぶらしながら待っててくれない?それまでにはシフト終わるから。
恋愛を続ける・固執する
もうひとつ、こっちは2021年現在では英英辞典でも定義されていないのがほとんどなんですが、ネイティブは恋愛シーンで「続ける」「固執する」と表したいときにstick aroundを使います。
Should I stick around or call it quits?
続けたほうがいいのかな、やめたほうがいいのかな。
You shouldn’t stick around and wait on the guy who’s not ready for love.
恋愛するつもりのない男にこだわって待つ必要なんてないよ。
Olivia and I were seeing each other, but we don’t stick around anymore.
Oliviaとは会ってたけど、もう続いてないんだ。
まとめ
stick aroundは日常で活用できる表現。
stick around
- ぶらぶらする、しばらく待つ
- 恋愛を続ける、固執する