「だいたい何時ぐらいに着けそう?」と聞くとき、基本の英単語・英文法を使えば、When will you arrive? とかWhat time do you think you’ll be here? のように表すことができます。
これでも十分なんですが、ネイティブが使うETAというワードを知っていればさらにあなたの英語力
ETAの意味
ETA(読み方:イーティーエー)は「到着予定時刻」を表します。
これはEstimated Time of Arrival(推定された到着の時間)の略語で、英英辞典では次のように説明されています。
The Britannica Dictionaryから引用
estimated time of arrival
引用:The Britannica Dictionary
The flight’s ETA is 5:00 p.m. [=the flight is expected to arrive at around 5:00 p.m.]
到着予定時刻
フライトのETAは午後5時です。 [=フライトは午後 5 時頃に到着する予定です]
ロングマン現代英英辞典から引用
ETA /ˌiː tiː ˈeɪ/ noun [uncountable]
引用:ロングマン現代英英辞典
(estimated time of arrival) the time when a plane, ship etc is expected to arrive
ETA /ˌiː tiː ˈeɪ/ 名詞 [不可算]
(estimated time of arrival)飛行機や船などが到着すると予想される時間です。
これら説明からもわかるように、ETAは、飛行機や貿易船およびそれにのせた荷物の到着予定時刻を表すことばとして使われたりします。
ETDはEstimated Time of Departure(出発予定時刻、出荷予定時刻)のことだよ。
ETAは、日本人にとっては聞き慣れない表現であるためスラング(俗語)だと思われがちですが、ビジネス的・専門的な用語としても使われますし、次で解説するように、日常的なシーンの中でも使うことができます。
また、到着予定時刻を表すだけでなく、イベント準備が目的に到達するまでの予定時間(=イベントの開始予定時間、イベントの完了予定時刻)を表すこともできます。
ETAの例文
ここでは、日常的なシーンとビジネスシーンの2つに分けて、ETAの使い方を紹介します。
日常的なシーンでのETA
What’s your ETA?
到着時間はだいたいどのぐらいになりそう?
A: Hey, I’m on my way. My ETA is around 12 p.m.
B: All right. I’ll stick around here.
A: 今向かってるところだよ。だいたい12時に着けると思うよ。
B: わかったよ。このへんぶらぶらして待ってるね。
I’m preparing dinner for tonight. The chicken will be ready in about 15 minutes, so the ETA for dinner is around 7:30.
今夕食の支度をしてるよ。チキンがあと15分ぐらいで出来上がるから、夕飯の時間はだいたい7時30分ぐらいになりそうかな。
ビジネスシーンでのETA
Your order has been shipped and is expected to reach your address by Friday. The ETA for delivery is between 10:00 AM and 2:00 PM.
ご注文は発送されており、金曜日までにあなたの住所に届く予定です。配達の到着予定時刻は午前 10 時から午後 2 時までです。
Our client’s flight has been delayed due to weather conditions. The new ETA for their arrival is approximately 2:30 PM.
クライアントの飛行機が気象条件により遅延しています。新しく知らされた到着予定時刻は午後 2 時 30 分頃とのことです。
Based on the current progress, the ETA for the project is estimated to be two months from now.
現在の進捗状況を鑑みると、プロジェクトの完了予定日は今から 2 か月後と推定されます。
まとめ
コミュニケーションでよく使うネイティブ英語を仕入れておこう。
ETA
- 到着予定時刻
- イベントの開始予定時間、イベントの完了予定時刻
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