受験に出る英語

【わかりやすい】使役動詞のlet / have / make / getのニュアンスの違いと使い分け

「彼らはわたしを1時間待たせた」というとき、They (    ) me wait for an hour.(    )に入れるのはhad? made?

「あとで彼女に電話させます」というとき、I’ll (    ) her call you back later.(    )に入れるのはlet? get?

使役動詞って学校で習っているはずなのに使いこなせないことが少なからずありますよね? それで「英語ムリー。」ってついつい思い込んじゃう・・・。

いいんです!適当で!だってネイティブじゃないもん。間違えて使っても通じるし!→本当です。

でもいつまでもモヤモヤしているのもなんとなく嫌なあなた!

「いまいちニュアンスがわからないから使いこなせない。→英語に自信がもてない」というループを、この記事で脱却していきましょう。

LESSON

使役動詞let

たぶん日本人がいちばんニュアンスをつかみやすいのはletだと思います。

letは「~を許す」のニュアンス。

たとえば、ちょっと前に流行ったディズニー映画『アナと雪の女王』の主題歌Let It Goは邦題だと「ありのままで」ですよね。もうちょっと直訳すると「そのままにしておいていいよ」という意味なんですが、この「~していいよ」のニュアンスがletです。

あと、たとえば、さんざん説教してきた先生や上司にI’ll let you go now. といわれたとき、これは「もう行っていいぞ」という意味なので、即座に退散しましょう笑

使役動詞have

haveは、「~してもらう権利をもっている」という状況のときに使われます。

たとえば、I’ll have my assistant send the document right away.(アシスタントにすぐに資料を送らせます)といった場合なんかがそれです。アシスタントさんだからね。仕事しないわけにはいきません。

あとは、He had the barber cut his hair short.(彼は美容師に髪を切ってもらった)とか。これも美容師さんがお客さんの髪を切るのは当然だからhaveを使います。

使役動詞make

makeは「~を(強制的に)つくりあげる」感じ。

たとえば、The comedian made us laugh.(そのお笑い芸人はわたしたちを笑わせた)は、お笑い芸人がつくりあげた雰囲気によって、あえて笑おうとかしてたわけじゃないんだけど笑っちゃった、というニュアンスをあらわします。

あとは、The father made his kids clean their rooms.(父親は子どもに自分たちの部屋を掃除させた)という使い方もできます。有無を言わさず部屋を掃除しないといけない状況がつくられているわけです。

使役動詞get

getは「~してもらう状況を手に入れる」ニュアンス。

たとえば、I’ll get you to understand the situation.(わたしはあなたにその状況を理解してもらうようにします)は、まさに理解してもらうという状況を手に入れようとしていることが伝わってきます。

また、たとえば、I got the computer to work again.(わたしはコンピューターを再び動かした)には「やっとコンピューターが動くっていう状況を手に入れられたー!!ありがとう神様ー!!」という感謝の気持ち(?)が込められています。

getのみ動詞の前にtoが入って、<get+人+to+動詞>となります。toを忘れないようにお気をつけください。

練習問題

次の日本語を英語に直しなさい。

① 兄に駅まで車で送ったもらった。

I (    ) my brother to drive me to the station.

② 都合がいいときにおしえてください。

(    ) me know when you are available.

③ カレがわたしを1時間待たせた。

My bae (    ) me wait for an hour.

④ 教師は生徒に、黒板に答えを書かせた。

The teacher (    ) her students write the answer on the blackboard.

⑤ 地元の店で車を修理してもらうつもりだ。

I’m going to (    ) my car repaired at the local shop.

解答と解説

① I got my brother to drive me to the station.

おそらくお兄さんに頼んで、駅まで送ってもらう状況を手に入れたと考えられます。動詞driveの前にtoが入っているもの、この問題のヒントになっています。

② Let me know when you are available.

「おしえてください」ということは「知らせてください」→「知ることを許してください」ということですよね。

③ My bae made me wait for an hour.

彼氏さんが遅れてこなかったら、彼女さんは待つ必要がなかったんです。つまり彼氏さんは彼女さんが待たなければいけない状況を強制的につくりあげちゃったんですよね・・・。

ちなみに、my baeは恋人の呼び方です。「ダーリン」とかのあれ。beaBefore Anyone Elseを表しているとかいないとか。

④ The teacher had her students write the answer on the blackboard.

これは正直答えが割れるとこだと思います。「先生が生徒に強制的に答えを書かせた」と考えた場合はmadeでも間違えではないと思うんです。でもやっぱり「先生は生徒に答えを書かせる権限をもっている」ぐらいのニュアンスでhadのほうが適切かなーと個人的には思います。昭和だったらmadeでも違和感なかったかも。

⑤ I’m going to have[get] my car repaired at the local shop.

お店で車を直してもらうのは当然のことだから、「車を直してもらう権利をもっている」というニュアンスになるhaveはもちろん正解です。

問題は、get。実はこれも答えになるんです。というのは、動詞以下が<動詞+目的語(my car)+repaired(過去分詞)>となっていますよね。目的語のあとが過去分詞になるときは、文法的にはgetが入ることもできるんです。

さらに、「車を直してもらう当然の権利をもっている」という立場で話すときはhaveが使えるけど、「頼んで直してもらえる状況を手に入れた」という状況ではgetが入るのも自然、と考えることができます。

まとめ

はじめにも書きましたが、使役動詞を間違えても英語は通じるから、細かいことは気にしないでどんどん話していきましょう

自分のニュアンスを正確に伝えたいって思ったときにこの記事がお役に立てればさいわいです。

  • let:「~を許す」というニュアンス
  • have:「~してもらう権利をもっているというニュアンス
  • make:「~を(強制的に)つくりあげるというニュアンス
  • get:「~してもらう状況を手に入れるというニュアンス