英語の勉強法

【教材編集者が解説】TOEIC・共通テスト対策!リスニング高得点のための文法ポイント

リスニング問題を作るとき、制作側としては、受験者が勘違いしやすい文法をあえて使って得点に差がつくようにしていきます。

”ひっかけ”として使われやすい文法項目を意識できていますか?

以下に詳しく説明していきたいと思います。

現在完了

He has already left Japan.

現在完了が使われて問題が作られているときに、受験生が意識しないといけないのは、「それってつまりどういうこと?」ということ。

たとえば、He has already left Japan.という英語を聞いたとき、彼が今どこにいるのかをとっさに判断しなければいけません。

「彼はすでに日本を去ってしまった」からだから、言い換えれば、He is not in Japan now.(彼は今日本にいません)ってことですよね?

今は解説の必要上日本語訳をしてしまったけど、日本語を介さずにイメージを浮かぶようにしておくのが、リスニング力向上のポイント!

進行形

The signboard is now being repaired.
The woman is getting ready for work.

進行形の場合、気を付けるべきなのは、「まさに今最中だよ」「まだ途中だよ」ということです。

たとえば、The signboard is now being repaired.は「その看板は今修理されているところです」ということで、違う言い方をするならば、まだ修理されきってはいないということ。

また、The woman is getting ready for work.なら「その女性は仕事の準備中だ」ということで、たぶんスーツに着替えたり、髪を整えたりしているのかな?まだバシッとした恰好にはなっていないことを表します。

仮定法

If I had got up five minutes earlier, I wouldn’t have missed the train.

仮定法で大事なポイントは、「仮定の話はいいとして、実際はどうなったの?」ということ。上の例だと、電車に乗れたのか乗れなかったのかということが問われます。

If I had got up five minutes earlier, I wouldn’t have missed the train.は「あと5分早く起きていたならば、電車に遅れなかっただろうに」ということなので、電車には乗れなかったんですが、これを日本語を介さずして、寝坊して電車に乗り遅れたイメージができることこそが、真のリスニング力といえるでしょう。

比較

My brother is three years older than me.

「わたしの兄はわたしより3歳年上です」という意味です。

文字で示すとわかりやすいけど、リスニングになったときに聞き逃しがちなのがthree yearsっていう数字のところ。だからこそ、問題制作者は、比較したときの数字を問題にしてきます。

比べる話題になったときには、数字を意識するようにしよう。

ちなみに、My brother is older than me by three years.というように、by ~を使って差を表すことができるから、あわせてチェックしておくべし。

不定詞

She is too busy to go fishing.

「彼女は釣りをするのに忙しい」のか、「彼女は忙しすぎて釣りに行けない」なのか・・・。

正解は「彼女は忙しすぎて釣りに行けない」のほうなんですが、これも「too ~ to …は『…過ぎて~できない』っていう意味だからぁ~」とか考えてたら、リスニング的には明らかに手遅れです。

英語が聞こえた瞬間にイメージして、英文そのものがもつ意味を正確にとらえられるようにしておきましょう。

関係代名詞

I asked my mother to buy a novel written by Keigo Higashino, which my friend recommended.

苦手なひとが多い関係代名詞。リーディングのときには万が一意味がとれなかったらゆっくり読んで構文解析すればいいけど、リスニング音声はあなたのことを待ってくれません。

たとえば、上の問題では、「小説をすすめてきたのはだれか」という問いが出されるかもしれません。そのときに、a novelと関係代名詞のところ(which以下の部分)の関係性が正しく理解できていないと途端にパニックを起こすかも。「あれ、my motherって言ってたよね?でも東野圭吾も出てきたし・・・。あれ?あれあれ???」みたいに。

だから、ちょっと複雑っぽい文法を、「使い方を知ってるからよし」ではなく、「完全に使いこなせる」レベルまで仕上げておきましょう。

ちなみにこの文は「わたしは東野圭吾によって書かれた小説をかってもらうように母親に頼んだ。なぜなら、友達がすすめてきたから」という意味なので、小説をすすめてきたのは「友人」が正解です。

まとめ

使えこなせてこそ、文法を勉強した意味がある。

リスニングの文法
  • 現在完了:今どうなっているのか?
  • 進行形:まだ途中
  • 仮定法:実際はどうなの?
  • 比較:数字に注意
  • 不定詞:too ~ to …の瞬間和訳
  • 関係代名詞:関係性をぐっとつかむ