日本語で「派手な服」や「派手な色」というとき、いい意味でも使えるし、悪い意味でも使えますよね?
「派手な」の意味をもつ単語のニュアンスを正しく理解して、文脈にあった英語表現ができるようにしていきましょう。
vibrant
vibrantには、「(色・光が)明るい、明るく輝く、色が力強い」というニュアンスがあります。
「(場所などが)活気に満ちた、(人が)元気いっぱいの」という意味でも使うことができる単語です。
I’d going to buy the vibrant shoes if the price gets low enough for me.
値下がりしたらあの派手なシューズを買おうと思ってるんだよね。
flamboyant
flamboyantには、「まばゆく目立つ」というニュアンスがあります。
flameは「炎」ですが、その派生語です。
She always wears a big and flamboyant a hat to draw attention.
彼女はいつも注目を集める大きな派手な帽子をかぶっている。
loud
loudには「(音・騒音などが)大きい、うるさい」という意味がありますが、これが視覚のことになると「目にうるさい」となり、さらにそこから派生して「柄や色使いが派手な」というニュアンスになります。
I like the cable knit and loud patterned shirt together.
ケーブルニットと派手な柄のシャツを合わせるのが好きだ。
showy
showyは、show(見せる)という語からも想像できるように、「見せつけるような」「人目を引こうとしてこれ見よがしの」というニュアンスがあります。
このことばを使うときは美しさを称賛するようなニュアンスは含まれません。
Perhaps you should wear something a little less showy.
たぶん君はもう少し派手じゃないものを着たほうがいい。
gaudy / garish
gaudyやgarishには、「色や組み合わせが下品な、安っぽい」というニュアンスがあります。
She wears gaudy clothing and smells of cheap perfume.
彼女は派手な服を着て、安い香水のにおいをさせている。
He never wears a garish necktie to the office.
彼は仕事に行くときに派手なネクタイを絶対にしない。
flashy
flashyには、flash(ぴかっと光る)という語から派生して、「とても明るい」や「高価な」というニュアンスがありますが、いずれにしてもふつうは良くない意味で使われます。
The singer has the lavish life and the flashy clothes.
その歌手は、派手な生活をして派手な服を着ている。
bling bling
bling bling(もしくはbling)は、もともとは、銀やダイヤモンドが光を反射してキラキラすることをあらわす擬音語でした。そして、その意味が段々広がってきて、宝石や高価な時計などをジャラジャラ付けている様子やギラギラさせている様子、を説明するスラングとして使われるようになりました。
These earrings and necklaces are a little too bling for my taste.
このイヤリングやネックレスはわたしには少し派手かな。
まとめ
伝えたいニュアンスにあった英語を選ぼう。
派手な
- vibrant:力強く明るく輝く
- flamboyant:まばゆい色で目立つ
- loud:目にうるさい
- showy:目立つ
- gaudy / garish:下品な
- flashy:ギラギラした
- bling bling:ジャラジャラした、ギラギラした
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