【わかりやすい英文法】関係代名詞はネイティブの感覚を理解すれば難しくない

英文法の勉強がある程度進み、助動詞(can、mustなど)や動名詞(I like watching movies.)などの項目を乗り越えて、「よしよし♪」と安心しているところに突如襲ってくるのが、関係代名詞です。

例えば、

I have a friend who lives in the United States and studies dance on weekends.

みたいなやつ。

単純に長いから「難しい」って思いこんじゃって、読む気も失せるし、スピーキングやライティングで使ってみようって思えないんですよね・・・。

でもこの長くなるカラクリさえ知っていれば、むしろ使いたくなっちゃうのが関係代名詞。今回はこの関係代名詞について解説します。

目次

関係代名詞とは

そもそも関係代名詞とは、

I have a friend who lives in the United States and studies dance on weekends.

わたしにはアメリカに住んで週末にダンスの勉強をしている友達がいます。

のwhoの部分です。このwhoが前半のI have a friendと、後半のlives in ~をつないでいます。このぐらいの理解でOK。

ネイティブの感覚

では、ネイティブはどうやってこの文を組み立てているかというと、彼らの頭の中はこうなっています。

STEP 1:I have a friend

ここでは「友達(a friend)がいるんだけどさー」という前提をざっくり出します。

STEP 2:I have a friend who

次に、「a friend をさらに詳しく説明するよっ!心の準備はいい?」っていう暗号(?)を相手に出します。それがwho。「ここからちょっと長くなるかもしれないけど説明を加えていくぜよろしく」っていう感じ。

STEP 3:I have a friend who lives in the United States and studies dance on weekends.

それで、実際に付け加えた説明が、lives in the United States and studies dance on weekendsの部分。「アメリカに住んでいて週末にはダンスの勉強をしてるんだよね、その友達」っていう情報を入れました。

文法構造を詳しく解説

英語を考える

I have a friend who lives in the United States and studies dance on weekends. はwhoを境にした次の2つが組み合わさったものと考えられます。

  1. I have a friend.
  2. The friend lives in the United States and studies dance on weekends.

この2つの文を組み合わせるときに、2回もfriendが出てきたらうっとうしいから、2回目をwhoに変えたよって感じ。

英語の本質がわかっていない教師だと「a friendが先行詞だということを見抜き、関係代名詞の主格を用い・・・(うんぬんかんぬん)」っていう意味わからない説明をしてきて生徒を混乱させてくる最悪なパターンもありますが、そんなのは一切無視してOK。

関係代名詞は、説明を付け加えたいときに使うもの。

それだけわかっていれば基本は問題ありません。

日本語を考える

「日本語から英語にしなさい」という問題が出てきたときに、英語を並べる順番がぐちゃぐちゃになってしまう場合は、「いちばんいいたいことはなに?」ということを意識しましょう。

日本語

わたしにはアメリカに住んで週末にダンスの勉強をしている友達がいます

ここでいちばんいいたいことは「わたしには友達がいます」の部分。英語ではこれをいいます。

  1. わたしには友達がいます。
  2. その友達はアメリカに住んで週末にダンスの勉強をしています。

英語

  1. I have a friend.
  2. The friend lives in the United States and studies dance on weekends.

まとめ

関係代名詞って全然難しくない。

むしろみんな情報をまってくれる優しい文法だという認識をもってもらえるとうれしいです。

関係代名詞

  • いちばんいいたいことをちょっとくわしく説明しているだけ。

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