関ジャニ∞村上信五とマツコ・デラックスが、世間で話題となっている様々な件に対してちょっとだけ首を突っ込んだり突っ込まなかったりする番組『月曜から夜ふかし』。
2018年7月30日(月)放送分の中で、素人さん(フェフ姉さん)が「英語ができるようになってロンドンの美術館を回ってみたい」という夢を叶えるためにTOEICに挑戦するというコーナーがありました。
・・・ん?ロンドンの美術館のためにTOEIC??
これに違和感をおぼえた方は英語学習って何なのか、基本的なとらえ方を間違っていない気がします。
一方で、「英語の試験っていったらTOEICだよね。TOEICができたら英語ができるようになるんだろうな」って思ってしまったみなさん!いつかどこかで英語商材・英語ビジネスの罠に陥ってしまう可能性があるので要注意です。
TOEICとは?
TOEICはビジネス英語の能力を測る試験なんですよね。
オフィシャルのホームページにも
知識・教養としての英語ではなく、オフィスや日常生活における英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定します。
とあります。もちろん日常生活の中でのコミュニケーション能力も問われますが、オフィスで使う英語を中心に扱う試験なので、フェフ姉さんの目的とはずれているわけです。
せっかくフェフ姉さんのようにがんばって馬(=house)とか象(=elephant)とかを勉強しても、残念ながらTOEICではその成果は永遠にあらわれないかも・・・。まあ、番組制作側はそんなことはわかったうえで、バラエティとしてやっているだけなのかもしれないけど。
何のために英語を学びたいのか、まずそこを整理して、その目的にあった勉強をしていきましょう。
目的別アプローチを考えよう
以下で、フェフ姉さんのような「海外に憧れてる!英語ができるようになりたい!」と思っている方のために、目的別アプローチを紹介します。
TOEICで点数をとりたい
会社の昇級試験や学校の単位取得のために(真の英語力うんぬんは置いておいて)とりあえず点数を伸ばしたいなら、シンプルに、TOEIC対策用の単語集や問題集で勉強しましょう。オススメは公式問題集です。
海外旅行を楽しみたい
海外に行っちゃいましょう。有名な美術館には日本語のパンフレットや音声ガイドがあるので、英語ができなくてもOKです。
お土産に絵葉書とかを買いたかったらThis one please.(これください。)みたいな旅行英会話を勉強しておくとなおよしです。
海外の美術を真剣に勉強したい
実はTOEICよりも旅行英会話よりもこれがいちばん難しいような気がします。なぜなら、基本的な単語や文法を習得したうえに、専門用語を知らないといけないから。
美術大学に留学してもいいし、美術を解説している洋書を仕入れてもいいけど、お金がかかってしまいますよね。
「美術は好きだけど、英語が苦手なんだよね・・・」という方は、まずは美術館の公式ホームページの英語版をのぞいてみてはどうでしょうか。
まとめ
フェフ姉さん、TOEIC受けなくてもいいから、海外旅行行っちゃえっ!!
- 目的に合った勉強をしよう