試験を受けるときって、当日会場に着いてから、「あー、あれ準備してくればよかった!」って後悔することありませんか?
このたびひさしぶりにTOEICの本試験を受けてきたんですが、「試験案内とか対策本にこれもっと詳しく書いておいてよ!!」って思うことがあったので、まとめておきたいと思います。
最新の情報・状況と異なる場合があります。必ず公式のサイトや受験案内をご確認ください。
TOEIC公式案内
以下は、TOEICの公式サイトや受験票に載っている案内です。
テスト当日の流れ
受付時間終了までに受付にお越しいただけない場合は受験できません。
引用:テスト当日の流れ
受付時間終了後は休憩がありません。また、退室も認められません。
受付後、着席されましたら机の上の受験のしおりを見て解答用紙A面の記入を始めてください。
当日の持ち物
本人確認書類(日本で発行された有効期限内の写真付きのもの)と受験票に貼る証明写真の両方をお持ちいただけない方は、受験できません。その際受験料は返金できません。
引用:当日の持ち物
受験票
受験票の到着予定日について、また受験票が届かない場合の手続きについては受験票の発送・未着をご覧ください。
証明写真1枚
規定を満たした証明写真をご用意いただき、裏面に「氏名」と「受験番号」をご記入いただいたうえで受験票の証明写真貼付欄に貼り付けてください。
※証明写真はモノクロで公式認定証に印刷されます。
写真付きの本人確認書類
認められる本人確認書類(日本で発行された有効期限内の写真付きのもの)
※下記の何れかをお持ちください。
※原本のみ有効です。原本をコピー・撮影したものは認められません。
運転免許証
学生証/学生手帳/生徒手帳
パスポート(パスポートは海外発行も可)
マイナンバーカード(個人番号カード)
住民基本台帳カード
外国人登録証明書
在留カード
特別永住者証明書
運転経歴証明書
障害者手帳(身体/精神)
認められない本人確認書類の例
社員証
健康保険証
クレジットカード/キャッシュカード/デビットカード
住民票
戸籍抄本(戸籍謄本) 等
筆記用具
鉛筆(またはシャープペンシル)、消しゴム
時計
試験中に時刻のアナウンスはいたしません。
また、腕時計以外のもの(携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末など)を時計として使用することはできません。
マスク
試験会場内では必ずマスクをご着用ください。
※マスクを着用されていない場合、受験いただけません。本人確認時は試験官の指示に従いマスクを外していただきます。
※品質の確かな、できれば不織布のもので、鼻と口を覆うように顔にフィットさせて着用してください。
注意事項
「注意事項」に違反する行為を行った場合は下記の対応をすることがあります。
・試験官による注意、警告
・退室いただく
・手荷物の確認
・採点をしない
・受験資格の剥奪
・スコアの無効化
注意事項の例
撮影・録画・録音・複写問題用紙・解答用紙の持ち出し
解答用紙の所定欄以外への書き込み(問題用紙へのマークを含む)
試験教室内での飲食(ガム・飴などを含む)
試験問題の漏えい
試験中に解答の援助を受ける(SNSやメール等)
試験開始前や終了後に問題を見る・解く
リスニング中にリーディングの問題を見る・解く
カンニング行為
電子機器類の使用 例:携帯電話・ウェアラブル端末等(受付時間終了後)
暴力行為・器物破損・他受験者への迷惑行為
引用:注意事項の例
公開テスト実施における新型コロナウイルス対応について
コロナ禍においては、試験実施対応も随時変わってくるので、必ず公式の案内を確認しましょう。
2021年12月時点で、特に強調されている部分は次の内容です。
すべて引用すると非常に長くなってしまうので、来場前および試験当日について、赤字で示された部分のみ引用しています。
【ご来場前】
試験当日、ご来場前にご自身で検温・体調確認をおこなっていただき、体調に問題がない場合は、受験票(TOEIC L&R公開テスト/TOEIC Bridge L&R公開テスト)または試験当日に配布する受験同意書(TOEIC S&W公開テスト/TOEIC Speaking公開テスト/TOEIC Bridge S&W公開テスト)の「試験当日の体調確認」欄へチェック(✓)を記入してください。
引用:試験会場における感染予防策・受験者の皆様へのお願い
【試験当日(ご受験前】
引用:試験会場における感染予防策・受験者の皆様へのお願い
試験会場内(試験中も含む)では必ずマスクをご着用ください。
※マスクを着用されていない場合、受験いただけません。
TOEIC公式案内をさらに詳しく
以下は、公式の案内には載っているけどわかりにくかったり、載っていなかったりするものです。
公式の案内とあわせてこれをおさえておけば、当日会場入りしてからのそわそわを回避できると思います。
テスト当日の流れ
基本的な流れは公式の案内どおりです。
ちなみに公式案内は、全国共通になっているため、試験会場による平等不平等は出ないようになっています。試験前の指示(「電子機器の電源を切ってください」などのアナウンス)もあらかじめ録音された音声が流れてくるので、「試験官の説明がわかりにくくて落ち着いて試験が受けられなかった」ということも基本的には起こらないようになっているので、安心して大丈夫だと思います。
わたしが実際にテストを受けたときに、これは要注意だなと思うことは2つでした。
その1:受験者情報記入のタイミング
試験会場に着くと、机の上には受験のしおりやTOEIC関連の広告や解答用紙が置かれています。
わたしが「え!?」って最初に同様したのは、入室早々。試験官が試験の案内を開始する前に解答用紙に書き込みしてるひとがいたんですよね。
「何も言われてないのに勝手に書いて大丈夫!?」と思ったんですが、実はほかの受験者が書いていたのは、受験番号や氏名で、これって先に書いていいことになっているんです。
公式のサイトでいうところの
受付後、着席されましたら机の上の受験のしおりを見て解答用紙A面の記入を始めてください。
引用:テスト当日のご案内
の部分にあたります。
でもね、これ、本当にさりげなーく書かれているだけなんです。
だからわたしは書いていいことに全然気づいていませんでした。
あとから「あ、書いてよかったんだ。やばい、間に合うかな」と思ってちょっと動揺してしまったので、「待っている間に書いていいんだ」ってことを頭のすみに入れておきましょう。
ちなみに、万が一試験官の指示がはじまるまでに記入が終わってなくても、安心してください。案内開始後に試験官の指示を聞きながら書いても注意されません。ただし、試験管の指示を聞き逃してしまう可能性があるので、やっぱり早めに書いておいたほうが無難かも?
その2:音テストで違和感をもったとき
試験説明がはじまると、その途中で音テストがあります。受験者が音声を聞いて、聞こえにくくないかを確認するためのテストです。
事前に試験官が音声確認・環境確認はしているようで、実際そのように案内があるんですが、わたしが試験を受けた教室の音声はビミョーに小さいように聞こえました。
でも、わたしが試験慣れしていないこともあって、「あれ?小さい?ふだんイヤホンで大きい音で聞いてるかな?もうちょっとボリューム下げて練習しておかないとなー」と思ったんです。
そのとき!!
ほかの受験者さんが、「聞こえにくいです」って手を挙げてくれました。
これにより、ちょっとだけ音声のボリュームが上がって、わたしも聞きやすいと思える大きさに。
自分が「聞きにくい」って思ってるってことは、だれかも思ってるんですね。もし「聞きにくいな」って思ったときは思い切って手を挙げてみましょう。特に、就職や昇進など人生かかってる方は、変に遠慮して点数下がっちゃったらもったいないですよね。
当日の持ち物
持ち物も、基本的には公式の案内に従えば問題ありません。
が、ここはもうちょっと踏み込んでみたいと思います。
その3:筆記用具
わたしがおすすめしたいのは、尖っていない丸くなった鉛筆3本以上と消しゴム2個以上。
尖っている鉛筆やシャープペンシルはNGです。なぜなら、尖っていると、それだけマークシートを塗りつぶすのに時間を使ってしまうからです。先が丸くなっていてマークがさっと塗れるようになっている鉛筆を用意していきましょう。
最近はマーク用のシャープペンシルが売っているから、それでもいいかも。
鉛筆も消しゴムも多めに持っていきましょう。万が一床に落としちゃっても数がいっぱいあれば安心ですよね。
その4:腕時計
これも公式の案内にもあるとおりなんですが、スマホはもちろんのこと、スマートウォッチも使用不可になっています。
試験中に時刻のアナウンスはいたしません。
引用:テスト当日のご案内
また、腕時計以外のもの(携帯電話・置時計・ストップウォッチ・ウェアラブル端末など)を時計として使用することはできません。
時代錯誤な気がするけど、カンニング防止のためには仕方ないのかな・・・。
「腕時計なんていまどき持ってない」っていうひとっていると思うんです。そういうひとは、1000円ぐらいで買える時計があるので、ちゃんと準備しておきましょう。ふだん腕時計使わないともったいない気がしちゃうけど、安心とTOEICスコアを買うと思えば・・・ね?
注意事項
違反すれば受験資格が剥奪されてしまう可能性があるのに、注意事項はわりとさらっと書かれています。
わたしが特に注意すべきだと思うのは以下の2点です。
その5:解答用紙の所定欄以外への書き込み(問題用紙へのマークを含む)
さらっと書かれていますが、要するに、「問題用紙には一切なにも書き込むな」ということです。リスニングの際に、答えだと思うところに丸をつけておくのはダメです。
その6:リスニング中にリーディングの問題を見る・解く
リスニングが苦手な場合、リスニングすっぱり諦めてその分の時間をリーディングに使おうという作戦を立てている方。その作戦自体は本当に素晴らしいと思うんですが(時間を制する者がTOEICを制するので)それをやってしまうと違反行為になってしまいます。
リスニングの時間中にリーディングのページは絶っ対に!!!開かないようにしましょう。
まとめ
この記事の内容さえ押さえておけば、経験者と同じだけの知識は得たものと同然。あとは本番に集中するのみ。
実力を思う存分発揮してきてくださいね。GOOD LUCK!!
特に注意すること
- 筆記用具は先端を丸くした鉛筆を用意する
- 腕時計で使用できるのはデジタルではない腕時計のみ
- 問題用紙にはなにも書き込まない
- リスニング中にはリーディングのページに進まない
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