日常的に飲むひとも多いコーヒーですが、英語の授業ではhave a coffeeぐらいしか関連表現って習わないですよね?
coffeeに関わるいろいろな表現を集めてみました。これを機にボキャブラリーを増やしておきましょう。
coffeeの発音
coffeeの発音は「コーヒー」ではなく、しいてカタカナで示すなら「カーフィー」です。
最近の英英辞典では音声も確認できるので、発音に自信がないなというひとはここで確認しておきましょう。下のボタンを押すと、アメリカの英英辞典『Merriam-Webster’s Learner’s Dictionary』のcoffeeの発音にジャンプします。
coffeeの種類
「エスプレッソ」「ラテ」「カプチーノ」など、コーヒーの種類の呼び方は英語も日本語もほとんど同じです。
一方で、ちょっとだけ違うものもあるので、うっかり間違えてしまわないように気をつけましょう。
日本語と同じ表現
エスプレッソ・ラテ・カプチーノ
espresso strong black Italian coffee
引用:ロングマン現代英英辞典
I’ll have a double espresso.
latte coffe made by adding a lot of hot milk to a small amount of strong coffee
Two lattes please.
cappuccino coffee that has hot milk with a lot of bubbles in it, usually with chocolate powder on top
I’ll have another cappuccino, please.
エスプレッソ 濃いイタリアンブラックコーヒー
ダブルエスプレッソをください。
ラテ 少量の濃いコーヒーにたっぷりのホットミルクを加えたカフェオレ
ラテを2つお願いします。
カプチーノ たくさんの泡がある、熱いミルクたっぷりのコーヒー。通常、上にチョコレートパウダーがかかっている
カプチーノをもう一つお願いします。
エスプレッソ・ラテ・カプチーノの英語は、日本語とまったく同じ使い方。
日本語でも「エスプレッソコーヒーをください」じゃなくて「エスプレッソください」っていいますよね?英語もまったく同じです。
「濃い」は英語でstrongだということもおぼえておこう。
日本語と違う表現
アメリカーノ
Americano coffee made by pouring a small amount of strong black Italian coffee on top of hot water
引用:ロングマン現代英英辞典
Can I have an Americano?
アメリカーノ 少量の濃いイタリアンブラックコーヒーをお湯で割ったコーヒー
アメリカーノをお願いします。
「アメリカーノ」は日本語の「アメリカン」とは違うんです。
日本語の「アメリカン」は浅煎りのコーヒーだったり、薄めの味のコーヒーを指しますよね?「アメリカーノ」は濃いイタリアンコーヒー(=エスプレッソ)をお湯で割ったものを指します。
じゃあ日本語でいうところの「アメリカン」はなんなのかっていうと、アメリカで注文する場合は単純にcoffeeでOK。
デカフェ・カフェインレス・ノンカフェイン
decaf informal coffee that does not contain caffeine . Decaf is short for ‘decaffeinated’
引用:ロングマン現代英英辞典
I always drink decaf.
a decaf latte
デカフェ 口語 カフェインが含まれていないコーヒー。デカフェは「decaffeinated」の略
私はいつもデカフェを飲みます。
カフェインレスのラテ
「カフェインが含まれていない」という英語はdecaffeinatedなんですが、長く発音するのがめんどくさいので省略されたのがdefafです。つまり、decafはフォーマルな言葉ではないっていうことなんですが、日本人はあまりこのこと知らなくないですか?
decafの発音は「デカフェ」ではなく「ディーカフ」です。次のボタンに『Merriam-Webster’s Learner’s Dictionary』の発音をリンクしておくので、クリック・タップして確認してみてください。
decafについて、「こんな使い方もできるんだ」と思ったのが、先に示した例文にもあるI always drink decaf.
「ふだんノンカフェインのコーヒーを飲みます」「デカフェ派です」はI always drink decaf. で表すことができるんですね。
低脂肪のコーヒー
skinny a skinny latte or cappuccino has very low-fat milk in it
引用:ロングマン現代英英辞典
I asked for a skinny latte, not a full-fat one.
スキニー 超低脂肪乳が使われているラテやカプチーノには超低脂肪乳
フルファットではなく、スキニーラテをお願いしました。
「低脂肪の」といいたいとき、英語ではskinnyという言葉が使えます。
skinnyはskin(肌・裸)から派生した単語で、「骨と皮ばかりの、痩せこけた」という意味をもつんですが、ここからさらに派生して「脂肪がない」という意味で使われる、ということですね。
アイスコーヒー
iced coffee coffee served cold with ice
引用:ロングマン現代英英辞典
a can of iced coffee
アイスコーヒー 氷を入れて冷やしたコーヒー
缶入りアイスコーヒー
「アイスコーヒー」を英語で使うときに気をつけるポイントは1つだけ。それは、発音が「アイス コーヒー」ではなく「アイスト(ゥ) コーヒー」となることです。
「冷やされた」という意味にしたいから、「冷やす」という意味のiceを受け身の形のicedにしているということですね。
coffeeの味
coffeeの味や風味を表す単語を集めてみました。
- black:ブラックの
- white:牛乳を入れた
- milky:牛乳がたっぷり入った
- spicy:スパイシーな
- nutty:ナッツの香りがする
- chocolatey:チョコレートのような
- toasty:トーストのような
- sweet:甘い
- floral:花のような
- fruity:フルーティーな
- strong:濃い
- weak:薄い
coffeeの動詞
コーヒーを説明するいろいろな英語を確認したところで、「コーヒーを飲む」「コーヒーをいれる」など、よく使う英語表現も確認しておきましょう。
コーヒーを飲む
「コーヒーを飲むは、have a (cup of) coffeeやdrink coffeeで表せます。カジュアルな表現としては、grab a coffeeというものもあります。
また、「少しずつ飲む」「ゆっくりと味わう」ならsip coffeeということができます。
I always have a coffee after lunch.
わたしはいつも昼食後にコーヒーを飲む。
Do you drink black coffee or white coffee?
コーヒーはブラック派?それとも牛乳入れる派?
I like reading books sipping coffee.
わたしはコーヒーを少しずつ飲みながら本を読むのが好きだ。
関連記事:grabの使い方は、以下の記事でくわしく解説しています。
コーヒーをいれる
「コーヒーをいれる」はmakeやpourで表すことができます。コーヒーをつくる(=淹れる)というニュアンスまで含むならmake、つくってあるコーヒーをカップに入れることを表したいならpourを使いましょう。
I’ll make the coffee.
そのコーヒー淹れるね。
Can you please pour the coffee out into this cup?
このカップにコーヒー入れてくれない?
コーヒーをこぼす
「~をこぼす」はspillです。
Be careful not to spill the coffee.
コーヒーをこぼさないように気をつけて。
コーヒーを挽く
「~を挽く」はgrindです。
ちなみに、「挽きたてのコーヒー」なら、freshly ground coffeeと表すことができます。
I had the coffee beans ground.
コーヒー豆を挽いてもらった。
まとめ
日常的に使う食に関わる表現こそ、ナチュラルに使えるようにしておこう。
関連表現