It will rain. とIt is going to rain. は、文法的にはどちらも正解です。
でも使うべきシーンは変わってきます。
It will rain. のニュアンス
助動詞willは「~だろう」というように未来に起こる出来事を表したり、「~するよ!」という意志を表します。
It will rain. は「雨が降るでしょう。」と、未来を表しています。
こういう感じですね。
日本語にすると「~だろう」と訳されるのが一般的ですが、ふわっとした「~だろうねぇ」というニュアンスではなく、「このまま時が経てば雨が降ることになりますよ」と、未来の出来事を鮮明に見通すニュアンスで使われます。
It is going to rain. のニュアンス
be going toのgoingは、「goしている」というように、物事に進んでいる感じを表します。また、be going toのtoは「~へ」というように、物事が向かっている方向を表します。
つまり、be going toは物事に向かってどんどん進んでいるニュアンスを表す表現です。
では、It is going to rain. が表す状況はどんな状況かというと
こういう状況です。
雲がもうそこにあったりして雨が降りそうな状況に進んでいるというときに、It is going to rain.という表現を使います。
willとbe going toの違い
今回はIt will rain. とIt is going to rain. の違いを解説しましたが、willとbe going toの違いの基礎がわかっていれば、いろいろな状況での使い分けができるようになってきます。
willとbe going toの違いについては、以下の記事でくわしく解説しています。
It will be rain. はなぜ間違いなのか
最近この記事が「it will be rain」で検索されているようです。
この英語は文法的に誤りなので注意しましょう。
なぜなら、be動詞のあとに一般動詞のrainが続くのっておかしいから。
It will be rain.
be動詞 一般動詞
もし、beを使いたかったら、It will be rainy. にしましょう。rainyは「雨が降っている」という状態を表す形容詞なので、これなら文法的に成り立ちます。
It will be rainy.
be動詞 形容詞
まとめ
英文法は丸暗記するんじゃなくて、理屈がわかれば、間違えないし、使うのが楽しくなるので、ちょっとめんどくさくてもちゃんと理解しよう。
雨が降るだろう
- It will rain.:時が経てば雨が降る
- It is going to rain.:雨が降る状況に向かってどんどん進んでいる
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