「熱中症になる」「熱中症に気をつけて」など熱中症関連の英語をまとめました

気候変動により、猛暑が世界的な問題になっています。

より多くの情報をとれるようになるように、熱中症関連の英語を学んでおきましょう。

目次

「熱中症」の英語

「熱中症」の正しい英語は?

熱中症は英語でheatstrokeと訳されることが多いんですが、暑さによって起こるいろいろな障害の意味での「熱中症」を英語で表すと、heat-related illnessが正しい総称です。

Centers for Disease Control and Prevention (CDC=米国の疾病対策センター)のサイトを見てみましょう。

ここからわかるように、熱中症には5段階あって、症状が重いほうから順に次のように区分されています。

  1. heatstroke (熱中症、熱射病)
  2. heat exhaustion (熱性疲労)
  3. heat cramps (熱けいれん)
  4. sunburn (ひどい日焼け)
  5. heat rash (あせも)

そして、このもっとも重い症状のheatstrokeの中に、high body temperature(高体温)、headache(頭痛)、losing consciousness(意識不明)などが含まれるため、一般的には「熱中症」=heat strokeと訳す傾向があるようです。

strokeは、「脳梗塞」「脳卒中」を表す一般用語。heat (=熱)と組み合わせてheatstrokeとすると「熱による発作」という意味になります。

また、どのようにして熱中症になったかによって、heatstrokeをさらに区分けすることができます。

暑い中で運動をしていることによって引き起こされる熱中症のことを、exertional heatstroke (労作性熱中症)といい、特に運動などはしていないけれど、暑い環境の中で体温の調節ができなくなるために起こる熱中症のことをnonexertional heatstroke、もしくはpassive heatstroke (非労作性熱中症)といいます。

熱中症の症状を表す英語

重度の熱中症が起きたときに、どのような症状があらわれるのか、先ほどのCDCの表からあらためて確認してみましょう。

HEATSTROKE

High body temperature (103℉or higher)
Hot, red, dry, or damp skin
Fast, strong pulse
Headache
Dizziness
Nausea
Confusion
Losing consciousness (passing out)

引用:Centers for Disease Control and Prevention

熱中症
体温が高い(39.444°Cまたはそれ以上)
皮膚が熱い、赤い、乾燥している、または湿っている
速い、強い脈拍
頭痛
めまい
吐き気
混乱
意識を失う(気絶する)

「熱中症になる」を英語で表現する

「熱中症」という英語がわかったところで、自分の症状を伝えられるようにしていきましょう。ここでは熱中症=heatstrokeとすることとします。

I think I have heatstroke.

熱中症になったみたい。

ネイティブの感覚としては、「熱中症になる」=「熱中症をもつ」という感じなんですね。「風邪をひく」=I have a cold.と同じ感じ。

また、I have heatstroke. のhaveの部分を少し変えて、I have got heatstroke. と表すこともできます。

I have heatstroke.:一般動詞のhaveが使われている
I have got heatstroke.:現在完了形のhave gotが使われている

さらにいろいろな例文を確認していきましょう。

If we stay out here for too long, we could get heatstroke.

外に長いこといあたら熱中症になるかもしれない。

I almost got heatstroke.

熱中症になりかけた。

I get heatstroke so easily.

熱中症になりやすい。

I got heatstroke and a terrible headache.

熱中症になってひどい頭痛がした。

I was taken to hospital with heatstroke.

熱中症で病院へ搬送された。

「熱中症にかかっている」という意味ではhave heatstroke、「熱中症にかかる」という意味ではget heatstrokeとなるので、haveとgetの使い分けにも注意しましょう。

「熱中症に気をつけて」は英語でなんていう?

熱中症になっちゃったってなる前に、熱中症にならないようにすることがなによりも大事。

そこで、「熱中症に気をつけて」を表す英語もあわせて確認してきましょう。

Watch out for heatstroke.

熱中症に気をつけて。

Be careful. You could get heatstroke.

熱中症に気をつけて。

熱中症予防のための英語

熱中症予防のために、Centers for Disease Control and Prevention (CDC=米国の疾病対策センター)は次のように呼びかけています。

引用:Centers for Disease Control and Prevention

STAY COOLは「涼しい場所にいよう」、STAY HYDRATEDは「水分補給をしよう」、STAY INFORMED「情報集をしよう」と意味です。

この中に出てくる、avoid direct sunlight(直射日光を避ける)、drink more than usual(ふだんより多く水分をとる)という表現もあわせておぼえておくとよさそう!

まとめ

年々暑さが増して熱中症にかかってしまうひとが多くなっているような気がします。安全に過ごしましょう。

熱中症

  • 熱中症:heatstroke
  • 熱中症になる:have heatstroke, have got heatstroke, get heatstroke
  • 熱中症に気をつけて:watch out for heatstroke, be careful

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