システムの都合上、アポストロフィーの向きが正しく表示されていない箇所がありますので、ご了承ください。
「弟の名前」というときはmy brother’s nameといいますが、「本の名前」というときはthe name of the bookといいます。
同じ「~の」という日本語でも、英語にすると-‘sとなるときと、ofを使うときがあります。その差はなんなんでしょう?
目次
-‘sとofの使い分けの基本
-‘sを使う場合
-‘sは、人や動物の場合に使うことがとても多いです。
- the girl’s dress(その女の子のドレス)
- my brother’s wife(兄の奥さん)
- the children’s bedroom(子供の部屋)
- the cat’s tail(ネコのしっぽ)
- the bird’s wing(鳥の羽)
ただし、気をつけたいのは、「~の」の説明が長くなるときには、-‘sではなくて、ofを使います。
- the girlfriend of the man who lives next door(隣に住んでいる男の人の彼女)
- the man who lives next door’s girlfriend
ofを使う場合
ofはモノや概念の場合に使います。
- the name of the book(本の名前)
- the owner of the restaurant(レストランのオーナー)
- the cause of the problem(問題の原因)
また、「はじめの」や「前の」のように、位置を表すときにもofを使います。
- the beginning of the month(月初)
- the middle of a meeting(ミーティングの最中)
- the end of an era(時代の終わり)
- the top of the mountain(山の頂上)
- the bottom of the list(一覧表の最後)
- the front of the house(家の前)
- the back of a mirror(鏡の裏側)
- the side of the bed(ベッドサイド)
こんな場合は?
「(組織)の」という場合
「政府の」や「会社の」のように組織のことを表す場合には、-‘sを使ってもかまいませんし、ofを使ってもかまいません。
- the government’s policy
- the policy of the government
「(場所)の」という場合
場所のことを表す場合には、-‘sを使います。
- Kyoto’s weather(京都の天気)
- the world’s population(世界の人口)
「(時間)の」という場合
「今朝の」「今日の」「今週の」というように時間を表す場合には、-‘sを使います。
- this morning’s breakfast(今朝の朝食)
- yesterday’s news(昨日のニュース)
- next week’s schedule(来週の予定)
「(期間・期限)の」という場合
「3分で」「3時間で」というように期間や期限を表す場合には、-‘sを使います。
- three minutes’ waiting(3分の待機)
- three hours’ stay(3時間の滞在)
-‘sとofを使ってみよう
上で確認したルールにしたがって、英語で表現してみましょう。
親友の誕生日パーティー
両親の家
カナダのメープルシロップ
徒歩10分
会社のビジョン
女性用更衣室
町で唯一のコンビニエンスストア
TomとMaryの子供
高校時代に知り合った人のお姉さん
日曜日にラスベガスで起きた2台の車の事故
まとめ
無意識で使っていた英語を整理してみると、英語力がさらにアップする。
「~の」を表す-‘sとof
- -‘s:基本は人や動物。場所、時間、期間・期限も表せる
- of:基本はモノや概念
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