I’m proud of you. は教科書だと「あなたのことを誇りに思うわ!」のような訳で習うんですが、ネイティブはそのようには使わないことが多いんです。I’m proud of you. 自体はすっごくよく使うのに。
I’m proud of you. はネイティブはどのように使うのか、一度整理しておきましょう。
I’m proud of you. のニュアンス
まず、あらためて、英英辞典でproudの定義を確認してみます。
proud /praʊd/ ●●● S2 W3 adjective (comparative prouder, superlative proudest)
引用:ロングマン現代英英辞典
1 PLEASED feeling pleased about something that you have done or something that you own, or about someone or something you are involved with or related to → pride OPP ashamed
proud /praʊd/ ●●● S2 W3 形容詞 (比較級pruder, 最上級prudest)
1 PLEASED 自分がしたことや自分が持っているもの、あるいは自分が関わっている人や関係しているものについて喜んでいる感じ → pride OPP ashamed
この定義の中のいちばんのポイントは、proudはPLEASED(喜んでいる感じ)を表すということです。日本語の「誇りに思っている、感じている」というほどの重い意味ではないんですね。
つまり、ここからわかるように、I’m proud of you. も「あなたのことを誇りに思うわ!」というよりも「あなたのことについてうれしく思っている」というニュアンスを表すのが基本になってきます。
I’m proud of you. の使い方
では、実際にネイティブはどのようにI’m proud of you. を使うのか、例文を見ながら確認していきましょう。
A: I passed the exam!
B: Congrats! I’m proud of you!
A: 試験に合格したよ!
B: おめでとう!よかったね!
A: I’ve been recently promoted to a new role at my firm.
B: Have you? I’m proud of you!
A: 最近会社で新しい役職に昇進したんだ。
B: そうなの?すごいね!
I’m glad your hard work has paid off. I’m proud of you.
あなたの努力が実って本当にうれしく思っています。
このように、I’m proud of you. を日本語にした場合、日本語は一通りではありません。
共通していえることは、相手がなにか出来事を成し遂げたときやがんばったときに、「よかったね」「すごいね」「よくやったね」「がんばったね」「(あなたの結果やがんばりを)わたしもうれしく思うよ」などと喜びを伝えている、ということです。
そして、この表現、ネイティブは本当にすごくよく、日常的に使います。
子どもや生徒相手にだけではなく、友達同士でも伝えるカジュアルに使える表現なので、どんどん使い倒していきましょう。
I’m proud of you. の返事
I’m proud of you. の返事の仕方は、シンプルにThank you. とかThanks. でOKです。
Me too. やSo am I. のような返答はできないのか念のためネイティブの友人に質問してみましたが、「文法的には間違いじゃないけど、不自然じゃない?」と言っていました。
A: Well done! I’m so proud of you!
B: Thank you so much.
A: 本当によくやったね!
B: ありがとう。
まとめ
ネイティブの感覚を知って、英語をどんどん使いこなそう。
I’m proud of you.
- なにか出来事を成し遂げた相手やがんばった相手に、喜びを伝える表現
- カジュアルに使える
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