日本人が間違いやすい英語

編集者解説!「ただいま」の英語がI’m home.やI’m back.ってなっている教材は詐欺

「ただいま」「おかえり」の英語ってなんて習いましたか?

もし「ただいま」をI’m back. やI’m home.って習ったり、「おかえり」をWelcome back. って習ったひとがいたらすみません。教材編集者として本当に申し訳なく思います。

その英語間違いです。じゃあ正しい英語は?

ただいまとおかえりの英語

一昔前の教材では、「ただいま」はI’m back. やI’m home.「おかえり」はWelcome back.などとされていました。そのため、それを正しい英語として覚えてしまっている方も 少なくないかと思います。

でも、ネイティブはそんな英語を使いません。

私はオーストラリアとカナダに留学したことがありますが、ホストファミリーとの会話で”I’m back[home].””Welcome back.”ってやりとりしたことは1回もありません。

では、ネイティブはなんというのか?実際の会話は次のようなパターンが多いです。

Hi, Mom.(ただいま、お母さん)
Hi, Tina. (おかえり、ティナ)

Hey, Dad.(ただいま、お父さん)
Hey, David.(おかえり、デイビッド)

え、HiとかHeyだけでいいの???って思ったひとも多いと思います。でもこれがネイティブにとってはごく普通の会話なんですよね。だからこれで大丈夫です!(自信をもって断言)

さらに言うなら、HiとかHeyのあとに、「今日どうだった?」 とかそんな会話が入ります。なので、会話はこんな感じで続いていきます。

Hi, Mom.(ただいま、お母さん)
Hi, Tina.  How was your day? (おかえり、ティナ。今日はどうだった?)

Hey, Dad.(ただいま、お父さん)
Hey, David. How was your work?(おかえり、デイビッド。仕事はどうだった?)

名前やmom, dadなどの呼称で呼び合う習慣があるのも、ネイティブっぽい会話のポイントかなーと思います。

I’m back.やWelcome back. は使わないのか

I’m back[home].やWelcome back.は使わないことはないんですが、「帰ってきたよ!!!」 とか「おかえり!!!」 っていう気持ちを前面に押し出したい時に使います。

たとえば長旅の終わりとか、ハードな仕事の後とか。とにかく家に帰ってこれてよかった みたいなシーンだったら 使うこともあります。

なぜおかしな英語が教材に載っているのか

じゃあなぜI’m back[home].やWelcome back.が載っているかというと、(こんなこと書いたら、業界関係者から怒られてしまうかもしれないんですが)うーーーん、ハッキリ言って、著者とか編集者がネイティブの英語をわかってないってていうことになっちゃうんですよね・・・。

日本の受験英語は頑張って勉強してきたけど、留学したことない、とか、ふだんから洋画や海外ドラマをあんまり見ないひとが教材を作っちゃうと、そういうとんでもない結果になっちゃったりします。

だから本当にごめんなさいとしか言えないのが本当に申し訳ないんですが、そういう英語が載っている教材があったら、その教材はあまりよくない教材だと思ってください。

2021年6月現在、「ただいま 英語」というようにgoogle検索すると、I’m back.という英語がいちばん上にと表示されますが、あれはプログラムによって自動生成されたコンテンツであることが原因になっています。正しい対訳データが多くなればなるほど、精度が高くなるため、今後より精度の高い翻訳が表示されることが期待されます。

まとめ

日本の教材って実は変な英語が混ざっている可能性も少しあることを理解しよう。

ただいま・おかえり
  • ただいま:Hi. / Hey.
  • おかえり:Hi. / Hey.