「世界中で」の英語!all over the world / around the world / in the worldの違いを解説

「世界中で」は英語で表すと、in the world、all over the world、around the worldということができます。

・・・と、ここまでは学校でも習うことなんですが、in the world、all over the world、around the worldは使い方がちょっとずつ違います。

正しく使えていますか?

この記事では、原則的な使い方を解説します。

目次

in the world

in the worldには、大きく分けて2つの使い方があります。

比較の文で

「彼は世界の中で最も足が速い」のように、「世界の中で最も~」や「世界の中でXX番目に~」といいたいときにはin the worldを使います。

He is the fastest runner in the world.

彼は世界の中で最も足が速い。

Denmark has been ranked second in the world three years in a row.

デンマークは3年連続で世界で最も住みやすい国の2位に選ばれている。

存在を表す文で

「世界には~があります」と存在を表すときにも、in the worldが使われます。

There are roughly 6500 spoken languages in the world today.

今日世界には約6500の話し言葉がある。

How many dating sites are there in the world?

世界にはいくつのデートスポットがあるんだろう?

all over the world

all over the worldは「世界各地で、世界の至るところで」という意味を表します。allが「すべての」、overが「覆って」という意味をもつことから、世界を包み込むようなニュアンスがにじみます。

Soccer is played all over the world.

サッカーは世界の至るところでプレーされています。

There’s a reason why French desserts are renowned all over the world.

フランスのデザートが世界各地でところで有名なのには理由がある。

around the world

around the worldも「世界各地で、世界の至るところで」ですが、all over the worldとの差をしいてあげるとすると、aroundという単語には「あちこちに、方々に、動き回って」という意味があり、このため、around the worldには世界のいろいろなところを指すようなニュアンスがにじみます。

I want to travel around the world.

世界の至るところを旅行したい。

You can pick up paying work in lots of different countries around the world.

あなたは世界各地の異なる多くの国で有給の仕事にありつくことができる。

まとめ

日本語に訳すと同じ「世界中で」になってしまう英語も、ニュアンスにこだわってみると、ちょっとした差がある。

世界中で

  • in the world:比較、存在を表す表現で
  • all over the world:覆っているニュアンス
  • around the world:いろいろなところを指すニュアンス

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