My grandfather gave me a nice fountain pen.
私の祖父は私にすてきな万年筆を与えてくれた。
を言い換えると、
(a) I was given a nice fountain pen by my grandfather.
私は祖父からすてきな万年筆を与えられた。
(b) A nice fountain pen was given to me by my grandfather.
すてきな万年筆が祖父によって私に与えられた。
の2通りの文をつくることができます。
なぜでしょう?
能動態を考える
そもそもですが、My grandfather gave me a nice fountain pen. という能動態の文が受動態(受け身の文)になった途端いきなり2通りになるわけではありません。
能動態自体、2通りのパターンで言うができるんです。
1つ目のパターンは、My grandfather gave me a nice fountain pen. ですね。ではこれと同じ意味の文をもう1パターン考えてみましょう。
前置詞を用いた形で表すと
My grandfather gave a nice fountain pen to me.
とすることができます。
つまり、
(a) My grandfather gave me a nice fountain pen.
(b) My grandfather gave a nice fountain pen to me.
の2通りの能動態をつくることができるんですね。
受動態にする
上でつくった
(a) My grandfather gave me a nice fountain pen.
(b) My grandfather gave a nice fountain pen to me.
を受動態にします。
参考:受動態の基本のつくり方は次の記事でくわしく解説しています。
能動態→受動態:その1
まず(a)の My grandfather gave me a nice fountain pen.
(a) I was given a nice fountain pen by my grandfather.
とすることができます。
能動態→受動態:その2
では、次に(b)のMy grandfather gave a nice fountain pen to me. を受動態にしてみましょう。
(b) A nice fountain pen was given to me by my grandfather.
とすることができます。
2通りの受動態に言い換えることができましたね。
まとめ
SVOOが2通りの受動態になるのは、これが特殊なパターンだからではなく、ほかの能動態→受動態と同じように考えることができます。
文法書とか問題集だと「2通りの能動態を考える」という過程が省略されてることが多いので、これが混乱のもとになってしまうんですが、理屈がわかればとってもシンプル。
頭の整理できたら、あとはどんどん使いこなしていきましょう。
SVOOの受動態
- まず能動態を2通りにしてみよう