世界中で愛される不朽の名作『アラジン』を、ディズニーが空前のスケールで実写映画化!
心に残る『アラジン』の名言を英語でも堪能できるように、英単語や文法を解説します。
実写版アラジンとは?
実写版『アラジン』(2019年製作/128分/G/アメリカ 原題:Aladdin 配給:ディズニー)は、「アラビアン・ナイト」の物語をベースに、不思議なランプを手に入れた若者が愛する女性を守るため繰り広げる冒険を描いたディズニー・アニメの名作がベースになっています。
放映された当時、陽気なランプの魔人ジーニーを演じたウィル・スミスが「実写!!!!!」と話題になったのを記憶しているひとも多いのではないでしょうか。
実写版アラジンのセリフを解説
ここでは、実写版のTrailerで使われているセリフについて解説します。
What would I have to do?
何をすればいい?
王国を乗っ取ろうと企む、邪悪な大臣Jafarに「俺はお前を金持ちに出来る」とそそのかされたときのAladdinのセリフ。
ここでのwouldは、仮定の話をするときに使われるwouldです。また、have to doは「~しなければならない」という意味です。つまり、What would I have to do?は、「(もしお金持ちになれるのならば)僕は何をしなければならないんだろうか?」というニュアンスを表しています。
I stand by my oath.
我は誓いを立てる。
魔法のランプの精・Genieが魔法のランプから出てきたときにセリフ。
stand byは「~のそばに立つ」という意味あるんだけど、ここでは「oath(誓い)のそばに立つ」→「oath(誓い)を守る」というニュアンスで使っています。
Can you make me a prince?
王子とかできる?
Aladdinが魔法のランプの精・Genieにお願いしたこと。
<make+人+状態>で「(人)を~にする」という構造です。なので、Can you make me a prince? で「あなたは僕を王子にできる?」って感じ。
I made you look like a prince on the outside. But I didn’t change anything on the inside.
王子の姿にしてやったけど見た目だけさ。中身のほうが何ひとつ変わってないんだ。
魔法によって王子の姿になったものの、王子としてうまく振る舞えないAladdinに対して魔法のランプの精・Genieが言ったセリフ。
make you look like a princeはさきほどの説明どおり、<make+人+状態>で「(人)を~にする」という構造。look like は「~のように見える」。didn’t change anythingは「なにも変えなかった」。また、「見た目については」をon the outside、「中身については」をon the insideと表現しているものおぼえておくと便利です。
I’m in charge.
ご主人様は僕だ。
Aladdinにあれやこれや口出しする魔法のランプの精・Genieに対してAladdinが言ったセリフ。
in chargeで「責任がある」という表現。ここから転じて「ご主人様は僕だ」となっています。
I thought a princess could go anywhere.
プリンセスはどこにでも行けるんじゃないのか。
いつも地図を見ているというプリンセス・Jasmineに対してAladdinが言ったセリフ。
「僕は君がどこへでも行けると思っていた」という過去の話をしたいから、thought(thinkの過去形:~だと思った)、could(canの過去形)を使っています。また、「どこへでも」といいたいときにanywhereを使っているのもポイント。
Do you trust me?
僕を信じて。
Aladdinが空に浮く絨毯(=魔法の絨毯)に乗っていることが信じられないプリンセス・Jasminに対してAladdinが言ったセリフ。
Do you trust me? は直訳すると「君は僕を信じる?」なんだけど、これ決して高圧的な表現でなくて、「~してくれる?」ってお願いするときの表現でも使えます。
▼参考:Do you want to ~? もお願いするときに使える表現です。
まとめ
ディズニー映画は世界中の人々が理解できるように、標準的でしかも美しい英語でできているから、英語学習にオススメ!