共通テスト/センター試験

【まとめ】共通テスト2021英語 大手予備校や有名講師の分析

2021年1月16日(土)に共通テスト英語(リーディング・リスニング)が実施されました。大手予備校や有名講師の分析を紹介します。

リーディング

東進

 大問数は全6問と昨年から変化はないものの、毎年出題されていた発音・アクセント問題や、文法・語法問題、整序英作文問題などの知識を問う問題がすべて廃止され、読解問題のみで構成されている。それに伴い総語数が増加し、リード文もすべて英語となった。
出題内容は,ショートメールのやり取り,ファンクラブの案内文,旅行代理店のウェブサイトなど身近な話題を扱った英文から,スポーツにおける安全性,甘味料の栄養素といった説明的文章まで多様な題材であった。多くの大問に図表やグラフが付随しており,複数の情報源から概要・要点を把握する必要のある設問も出題された。
英文の語数は,第1問~第3問はそれぞれ150語~300語となっている。第4問は約490語,第5問は約690語,第6問Aは約650語,第6問Bは約550語であった。試験全体の総語数は約5500語で,昨年のセンター試験を1200語以上も上回っている。

引用:共通テスト解答速報2021 リスニング 全体概観

河合塾

難易度

発音問題や文法問題があったセンター試験と異なり、すべて読解問題になったため読み取りに時間がかかるようになった。また、総語数もセンター試験から大幅に増加したため、難化した。

出題分量

問題・図・設問・選択肢すべて含め5,340語で、昨年のセンター試験よりも1,000語弱も増加した。マーク数はセンター試験の54から47に減少した。

出題傾向分析

「様々なテクストから概要や要点を把握する力や必要とする情報を読み取る力等を問うことをねらいとする」という、公表されている大学入試センターの作成方針に沿って様々な形式の問題が出題された。発音問題や文法問題が出題されたセンター試験とは異なり、すべて読解問題となり新しい出題傾向となった。

引用:2021年度大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報 英語(リーディング) [分析]

代々木ゼミナール

問題量

英文とリード文を合わせた総語数は約3900語で、設問選択肢等の総語数は約1500語であった。

出題分野・出題内容

メール・広告などの日常的素材から資料・論説文まで、様々な英文を題材とした読解問題が出題された。
事実と意見を区別する問題など、思考力・判断力を問う出題がやや多くみられた。
一部の問題では、イギリス英語で書かれた英文の読解問題が出題された。

出題形式

センター試験同様に4択問題の出題が中心ではあるが、選択肢を並び替える問題、1問中で複数の空所にそれぞれ当てはまるものを選ぶ問題など、より正確な理解を問われる出題形式がやや増加した。

難易度(全体)

昨年度のセンター試験と比べると読解量が大幅に増加したことによって難化した。試行調査(2018年度実施)と比べても本文およびリード文の語数が約500語増加している。また目新しい図表などを含む問題が増えたことで、設問の理解に手間取る可能性もあり、試行調査(2018年度実施)と比較してもやや難化した。

引用:2021年度大学入学共通テスト速報(1/16・17実施) › 問題分析 › 英語(リーディング)

Z会

難易度は平成30年度の試行調査並みだが、分量は増加したため速読速解力がより求められた。また、試行調査から形式が変更になった問題も見られたため、解答する際に戸惑った受験生も多かっただろう。

引用:英語リーディング – 共通テスト(2021年度)の分析&対策の指針

木村達哉

●語彙レベルはセンターより簡単。『ユメタン①』が完璧なら簡単に解ける。
●分量は多いが、英語そのものはセンター試験より簡単になったね。
●SVやスラッシュなどを書きながらでないと読めないようでは最後まで終わらない。
●そもそも読む習慣がない生徒はいくら対策をしても最後まで終わらない。
●メールやウェブサイト系の問題が多くて飽きる。作り手に問題がある。
●情報処理能力が必要。その力は1年やそこらでは身につかない。
●思考力が問われると言っても、センター試験レベルの思考力で十分。
●量は多いが、問題数が多いだけでそれぞれの文章は長くない。
●じっくり考えないと意味がわからない語彙力は、語彙力ではない。
●ネットで流れているほど難しくもないし、突飛でもない。
●平均点は下がるかもしれんが、合格者の平均点は横ばいか上がるだろう。

引用:キムタツブログ

森田鉄也

新野元基

山添玉基

リスニング

東進

 大問数が2つ増え、6問構成となった。それに伴い、ページ数・マーク数・読み上げ語数がいずれも増加し、受験者の負担が大きく増した。センター試験では、短い対話や長い英文(モノローグ、ダイアローグ)の聞き取りで構成されていたが、共通テストではそれらに加え、ある状況を説明する短文の聞き取り(第1問)や、社会的な話題に関する講義を聞いて要点を整理する問題(第5問)なども出題された。読み上げ回数は第1問・第2問が2回読み、第3問~第6問は1回読みであった。イラストやグラフ、表の点数も大幅に増加しており、単に英語を聞き取ることができればよい訳ではなく、目的に応じた思考力・判断力が問われる内容になっている。
読み上げ語数は、昨年の約1100語から約1500語と約35%増加している。また、アメリカ人話者だけでなくイギリス人話者や、日本人と思われる非ネイティブ話者が含まれていた。

引用:共通テスト解答速報2021 リーディング 全体概観

河合塾

難易度

昨年のセンター試験(試験時間30分)では読み上げ総語数が1,142語であったのに対し、今回の共通テスト(試験時間30分)では1,528語と分量が増加した。また、第3問以降の読み上げ回数が1回になったため、センター試験と比較して難しくなった。

出題分量

昨年のセンター試験と比較して、大問数が2題増えて6題となり、マーク数が12増えて37になった。

出題傾向分析

センター試験では音声を正確に聴き取り、聴き取った情報を他の表現に言い換える力に加え、選択肢を素早く読み取り、情報を整理するスキルが求められていた。共通テストではこれらに加え、図表やワークシートなどを正しく読み取り、聴き取った情報と重ね合わせて判断する力が求められた。

引用:2021年度大学入学共通テスト速報 | 大学入試解答速報 英語(リスニング) [分析]

代々木ゼミナール

問題量

問題部分のスクリプトの総語数は約1500語で、設問選択肢等の総語数は約700語であった。

出題分野・出題内容

前半では短文の聞き取りや日常会話といった比較的平易な内容が出題された。一方、後半では第5問の講義など、やや専門的な内容が出題された。
一部の問題で、イギリス・アメリカ英語とそれ以外の話者による英語の読み上げが行われた。また、意図したものか不明であるが、話者により音質に差があった。

出題形式

センター試験同様に4択問題の出題が多いが、ワークシートの表の空所を選ぶ問題なども出題された。

難易度(全体)

昨年度のセンター試験と比べて1回読みの出題などがあり、また一部でイギリス英語など多くの受験者が聞き慣れていない発音が加わったことでやや難化した。試行調査(2018年度実施)と比べても、新たに第3問が2回読みから1回読みになり、また一部聞き取り辛い音声があったことでやや難化した。

引用:2021年度大学入学共通テスト速報(1/16・17実施) › 問題分析 › 英語(リスニング)

Z会

形式の細かな変化は見られたものの、難易度は第2回試行調査並みで、分量も大きな変化はなかった。音声にはアメリカ英語以外も含まれた。

引用:英語リスニング – 共通テスト(2021年度)の分析&対策の指針

木村達哉

語彙レベルが簡単で、『ユメタン①』の1000語が定着していれば十分です。
それにコンテンツがメールやウェブサイトなどの軽い系だったので。

しっかりとした読む力、考える力が必要なものであれば、下がったでしょうけどね。

思考力を問う!と言っていたので、どうかなと思っていました。
が、英語に関しては、思考力はほとんど要りませんでした。

(中略)

やはり「最後の問題で1つ落とした」とのこと。
複数の人間の会話を聞きとって答えるのは、動画でもない限り厳しいです。

試行テストでも3名が話している問題が出題されていましたね。
すでに東大などの二次試験で3人の会話問題があったりはします。
が、さすがに4人の会話を聞いて答えるのは、難しかったようです。

が、それ以外は標準的な、簡単な問題ばかりでした。
トレーニングを正しく行っていれば、リスニングは得点源です。

引用:キムタツブログ

森田鉄也