業界の裏話

【現役編集者が解説】編集者・ライター・校正者&校閲者【仕事の違い】

「出版社で働いてみたい」「編集者ってかっこいい」
って思っている就職活動中の学生のみなさん、転職活動中の社会人のみなさん!
編集者と校正・校閲者とライターの仕事って全く違うのをご存じですか?

がんばって筆記試験や面接を何回も受けてやっと合格していざ働き出したら
「思ってた仕事ができない」「こんなはずじゃなかった」
ってなっちゃったら後悔してもしきれないですよね・・・。

そんな後悔を生まないように、この記事では
出版社勤務・現役編集者であり、編プロ経験もある管理人が
編集者・ライター・校正者&校閲者の違いを解説していきます。

編集者

簡単にいうと、本や動画やアプリを作るための企画者×調整屋さん

例えば本を作るとすると、こんなひとたちと関わります。
ライター
イラストレーター・写真家
DTPオペレーター
校正者・校閲者
印刷屋さん

このひとたちと連絡を取りあって、仕事の依頼をして
すべての業務がスケジュール通りに進むように
もろもろ調整していくのが編集者の仕事です。

もちろん「こんな本を作りたい」って言い出さないといけないのは編集者だから
企画そのものを考えたり、本のデザインの方向性を考えたりもします。

アイディアマンコミュ力に自信があるひとマルチタスカー
編集者に向いているように思います。

▼参考:編集という仕事を学べる本

ライター

「編集者」の解説のところで「あれ? 編集者ってなにか書かないの?」
って思ったひとはすごいと思います!!

実は編集者ってもの書きが仕事の中心じゃないんです。
出版・編集業界では
もの書きを専門でするひとのことを「ライター」と呼んで、「編集者」と区別します。

ライターに向いてるひとは、文章を書くのが上手なひと(当然だけど笑)
そして、仕事である以上、いい文章をある程度早く書けるひと

あとは、ジャンルの知識がちゃんとあるっていうのが大事かな。
ライターさんが適当なこと書いちゃうと
後々校正者や校閲者が大変になっちゃうんでね・・・汗

校正者&校閲者

2016年に石原さとみさんの主演ドラマ『校閲ガール』で
ようやく日の目を浴びたのがこの仕事。

校正や校閲は、内容のあら捜しをする仕事です。
「この日本語はわかりにくい」とか「この漢字間違えてる」とか
「これは事実と違うことを言っている」とか
「こんな内容なんの魅力もないから商品にならないんじゃこらぁぁぁあああ!!」とか。

いや、冗談のようで本当の話です笑
いろんな観点からダメ出しをしていくことで
多くのひとに満足してもらえる商品が出来上がるんです。

それに、嘘の内容書かれてたら、その商品のことも出版社のことも
信用できなくなっちゃいますよね。
だから本当に大切な仕事。

ちなみに、校正と校閲の仕事って、実はパキっと別れることは少なくて
同じひとが同じタイミングに両方をこなすことが多いんですけど
校正=誤字脱字などをチェックすること
校閲=事実をチェックしたり、内容を精査すること
っていう認識でいれば業界的にOKだと思います。

校正・校閲に向いているのは、意地の悪いひと
そして、「正しい情報を届けたい」「矛盾は許せない」っていう正義感の強いひと
あとは、「よりよい内容にしたい」っていうこだわりをもてるひと
逆に、ライターさんや編集者に気を遣って遠慮しちゃうひとは
あんまり向いてないんじゃないかなーって思います。
直してもらうのが仕事だし。

▼参考:校正という仕事を学べる本

まとめ

どうでしょうか?
なんとなくそれぞれの仕事の特徴をつかんでもらえましたか?

求人だと「本が好きな人募集」「編集に興味があるひと歓迎」とか多いと思うんですけど
どの職を募集しているのかきっちり確認するのが大事です。

ちなみに、管理人Aは、校正・校閲の仕事がいちばん好きで
編集の仕事がいちばん嫌いです。
校正・校閲は、知識で勝負できるからおもしろい!
斬新な発想を考えるのが本当に苦手だから、編集の仕事は・・・涙

出版業界に興味があるみなさん、適材適所で職をゲットしてくださいね!
いずれご縁があっていっしょにお仕事できることを楽しみにしています