【ビジネス英語】チャンスをつかむ!エレベーターピッチの例文【プレゼン・国際展示会】

シリコンバレー発の「エレベーターピッチ」を知っていますか?

シリコンバレーでは、エレベーターの中で投資家と出会った起業家は、目的の階までの数十秒間で自社のプロジェクトを売り込むといわれています。「エレベーターが着くまでの短い時間で、的確に要点を伝えられなければ、未来はない」とされるほど、成功には短く効果的に話すことが必須条件なのです。

そこで今回は、ビジネスチャンスをつかむ「エレベーターピッチ」の英語を学んでいきましょう。

目次

エレベーターピッチとは

エレベーターピッチとはなにか、イメージををつかむために、まずは例文を見てみましょう。

Please allow me to introduce myself.
My name is Ann and I am a freelance writer.
This is a blog that I produce and write.
My articles are for English learners who want help with basic grammar and useful phrases.
If you would like to experience better learning, my blog is the answer.
If you don’t mind, please contact me anytime.

自己紹介をさせてください。
わたしはあんと申しまして、フリーランスライターをしています。
これはわたしが企画と執筆をしているブログです。
私の記事は、基礎的な文法や役立つフレーズを求めている英語学習者のためのものです。
もし、あなたがより良い学習を体験したいとお考えでしたら、私のブログがその答えです。
もしよろしければ、いつでもご連絡ください。

エレベーターピッチとは、簡単に言うと、ビジネスシーンにおける簡潔な自己紹介のことです。

エレベーターで潜在的な顧客と乗り合わせたとしましょう。あなたには30秒にも満たないような短い時間しかありませんが、その中で効果的なセールストークを行えるようにしておくと新しいビジネスにつながる可能性が高くなります。

「自己紹介→商材概要の説明→商材が相手のニーズにどうマッチするか→連絡先を渡す」という一連の説明を、エレベーターが移動するぐらいの短い時間でできるために、決まり文句を持っていることがとても大切になってきます。

自分のオリジナルの決まり文句をもてるように、このエレベーターピッチをさらに掘り下げてみましょう。

エレベーターピッチの要素

エレベーターピッチは、次の4つの要素で構成されます。

  1. 自己紹介
  2. 商材の概要
  3. 商材とニーズについて
  4. 連絡先を渡す

この4つの要素をひとつひとつ分解してみていきましょう。

自己紹介

自己紹介では

  1. 名前
  2. 役職
  3. 会社名

を名乗りましょう。

もちろん自己紹介をする前に、「自己紹介をさせてください」って許可を得ることを忘れないように。

「自己紹介をさせてください」はLet me introduce myself. でもOKですが、相手は自分のことを知らないという状況で、よりかしこまった響きにするには、letをallowに言い換えて、Allow me introduce myself. とするのがいいでしょう。

名前は、フルネームを名乗りましょう。(友達同士のパーティなどではファーストネームだけでOK。)

会社名は、そのまま会社名だけを伝えてもいいし、「~という名前の会社」と表現したいときは、a company called ~ということができます。

Allow me to introduce myself. My name is Taro Yamada and I am a fashion designer at a company called EEE.

自己紹介させてください。わたしは山田太郎と申しまして、EEEという会社のファッションデザイナーです。

商材の概要

商材の概要を説明するには、「●●という商品を作っています」「▲▲という特徴があります」ということを端的に伝えることが大切。

製品開発、サービス提供、ソフトウェアなどの開発によって、使う英語が少しずつ違ってくるので、正しい英語を使えるようにしておきましょう。

  • We make 製品.
  • We provide サービス内容.
  • We develop ITソフト.

商材の特徴を説明するには、シンプルに「▲▲の特徴がある●●という商材」と説明してもいいですし、「私達の商材は▲▲というところが特徴的です」って説明してもいいですよね。

  • stationery with high usability
  • total health care solution for people 55 and older
  • well designed mobile app
  • The incredible thing about our products is ~.
  • The biggest difference from competing brands is ~.
  • A notable feature of our services is ~.

ここまでの要素を組み合わせて、商材の概要を説明すると、たとえば次のような英文がつくれます。

We make earth-friendly clothing.

わたしたちは地球にやさしい洋服をつくっています。

We make clothing. A notable feature of our brand is that we respect our planet.

わたしたちは洋服をつくっています。わたしたちのブランドの特筆すべき特徴は、地球を尊重しているということです。

商材とニーズについて

交渉相手の印象に強く残るためには、相手のニーズと自分たちの商材がどのようにマッチしているのかをしっかりとアピールすることが重要です。

そして、「あなたのニーズを満たすには、うちがぴったりですよ」と言い切ってしまいましょう。これぞ英語圏の文化。

If your consumers want sustainable fashion more than ever, our brand is the answer.

もし顧客がこれまで以上に自然環境や社会に配慮したファッションを求めているなら、わたしたちのブランドがその答えです。

連絡先を渡す

短時間でぎゅっと濃密なアピールをして、交渉相手に自社商材をアピールできたら、最後には必ず連絡先を渡しておきましょう。

  • If you are interested, please contact me anytime.
  • Please contact me anytime if you don’t mind.
  • Reach out to us anytime. We are happy to answer any questions you may have.

ここでは強引に連絡先を聞き出すのもNG。相手が興味をもっていれば、向こうから連絡が来るはずです。

Here’s my card. If you are interested, please contact me here anytime.

こちらがわたしの名刺です。もしご興味があればこちらにご連絡ください。

エレベーターピッチの例文

上でみてきた4つの要素を組み合わせると、次のようなエレベーターピッチがつくれます。

Allow me to introduce myself. My name is Taro Yamada and I am a fashion designer at a company called EEE.
We make clothing. A notable feature of our brand is that we respect our planet.
If your consumers want sustainable fashion more than ever, our brand is the answer.
Here’s my card. If you are interested, please contact me here anytime.

自己紹介させてください。わたしは山田太郎と申しまして、EEEという会社のファッションデザイナーです。
わたしたちは洋服をつくっています。わたしたちのブランドの特筆すべき特徴は、地球を尊重しているということです。
もし顧客がこれまで以上に自然環境や社会に配慮したファッションを求めているなら、わたしたちのブランドがその答えです。
こちらがわたしの名刺です。もしご興味があればこちらにご連絡ください。

まとめ

英語の型をひとつ持っておくと、ビジネスシーンで有利に働くことがある。

エレベーターピッチ

  1. 自己紹介
  2. 商材の概要
  3. 商材とニーズについて
  4. 連絡先を渡す

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