「~だからといって…というわけではない」という英語にはさまざまなパターンがありますが、ひとまずこれを押さえておけばOKという7つの表現を集めました。
not all 複数名詞
Not all Americans speak grammatically correct English.
直訳すると、「すべてはないアメリカ人が文法的に正しい英語を話している」。ここから転じて、「すべてのアメリカ人が文法的に正しい英語を話しているわけではない」となります。
allのあとは複数名詞となるのがルール。
not every 単数名詞
Not every American speaks grammatically correct English.
直訳すると、「すべてはないアメリカ人が文法的に正しい英語を話している」。
Not all Americans speak grammatically correct English. との違いは、all Americanではなく、every Americanになっていること。everyのあとは単数名詞となるのがルール。また、単数名詞(not every American)が主語なので、動詞は三単現のsをつけて、speaksとなります。
not always
Americans don’t always speak grammatically correct English.
直訳すると、「アメリカ人はいつも文法的に正しい英語を話すというわけではない」。
not ~alwaysで「いつも~というわけではない」ということを表しているのがポイント。
not necessarily
Americans don’t necessarily speak grammatically correct English.
直訳すると、「アメリカ人が必ずしも文法的に正しい英語を話すというわけではない」。
necessarilyは必然性を表すので、not ~ necessailyで「必ずしも~というわけではない」という意味になります。
not ~ just because
Americans don’t speak grammatically correct English just because they are American.
直訳すると、「アメリカ人は文法的に正しい英語を話すわけではない/彼らがアメリカ人だからといって」。
justが入らずに、Americans don’t speak grammatically correct English because they are American. となると、「アメリカ人は~ではない/彼らがアメリカ人なので」という解釈も成り立ってしまうから、justを入れます。not ~ just because … は「…だからといって~ではない」という意味。
just because ~, it doesn’t mean
Just because they are American, it doesn’t mean that Americans speak grammatically correct English.
直訳すると、「彼らがアメリカ人だからといって/それはアメリカ人が文法的に正しい英語を話すということを意味しない」。
just because ~ doesn’t mean
Just because they are American doesn’t mean that Americans speak grammatically correct English.
1つ前のJust because they are American, it doesn’t mean that Americans speak grammatically correct English. の文からitを削除した形。慣用的にこの使い方が許されています。というか、よく使われます。
まとめ
今回紹介した7つの表現はどれも実用的に使われる表現。しっかり理解して吸収しよう。
~だからといって…というわけではない
- not all 複数名詞
- not every 単数名詞
- not always
- not necessarily
- not ~ just because
- just because ~, it doesn’t mean
- just because ~ doesn’t mean