英語の形容詞の並び順!色・大きさ・形などの複雑な並べ方を一発で解決します

「白くて大きい犬」はa big white dogなのか、それともa white big dogなのか。どっちでもいいような気がするけど、ネイティブ的にはどっちが正解なんだろう?

実は、形容詞の並べ方には、ネイティブ的なルールがあるので、そのルールをわかりやすく解説します。

目次

形容詞の並べ方のルール

形容詞の並び方を調べるために、「adjective word order」とネット検索すると、「OSASCOMP」というおまじない(?)がでてきます。

この「OSASCOMP」は次の頭文字をとったもので、この順番に形容詞を並べると自然だといわれます。

  1. O:Opinion(意見)
  2. S:Size(大きさ)
  3. A:Age(古さ)
  4. S:Shape(形)
  5. C:Color(色)
  6. O:Origin(起源)
  7. M:Material(素材)
  8. P:Purpose(目的)

では、このルールにのっとって、「わたしの持ってるバッグの中でも次の画像のバッグが好きなんだよね」っていうことを英語で表してみましょう。

イタリア製/革/最新デザイン/旅行用

これを「OSASCOMP」のルールに当てはめると、形容詞は次のようになります。

  1. O:Opinion(意見)→stylish
  2. S:Size(大きさ)→small
  3. A:Age(古さ)→new
  4. S:Shape(形)→square
  5. C:Color(色)→brown
  6. O:Origin(起源)→Italian
  7. M:Material(素材)→leather
  8. P:Purpose(目的)→traveling

つまり、「画像のバッグが好き」というときは、I like my stylish small new square brown Italian leather traveling bag.となります。

形容詞を並べてみよう

形容詞が2つの場合

画像のようなシャツを買ったことを説明しなさい。

【詳細】・白 ・綿素材

シャツが白いことと綿できていることの2つを伝えたい場合、「OSASCOMP」のルールに当てはめると、形容詞は次のようになります。

  1. O:Opinion(意見)→×
  2. S:Size(大きさ)→×
  3. A:Age(古さ)→×
  4. S:Shape(形)→×
  5. C:Color(色)→white
  6. O:Origin(起源)→×
  7. M:Material(素材)→cotton
  8. P:Purpose(目的)→×

「白の綿素材のシャツを買った」はI got a white cotton shirt.と表せます。

形容詞が4つの場合

画像のサンドウィッチを食べたことを説明しなさい。

【詳細】・大きい ・厚い ・ホームメイド ・おいしい

ホームメイドのサイドウイッチが大きくて厚くておいしいって絶対食べたいやつ!

「OSASCOMP」のルールに当てはめると、形容詞は次のようになります。

  1. O:Opinion(意見)→delicious
  2. S:Size(大きさ)→big
  3. A:Age(古さ)→×
  4. S:Shape(形)→thick
  5. C:Color(色)→×
  6. O:Origin(起源)→homemade
  7. M:Material(素材)→×
  8. P:Purpose(目的)→×

「大きくて厚くておいしいホームメイドのサンドウィッチを食べた」場合は、I had some delicious big thick homemade sandwiches.と表すことができます。

形容詞が6つの場合

画像のテーブルが欲しいことを説明しなさい。

【詳細】・ダイニングテーブル ・丸い ・大きい ・木製 ・アンティーク ・美しい

条件がいっぱいなときも、「OSASCOMP」のルールに当てはめて整理していきましょう。

  1. O:Opinion(意見)→beautiful
  2. S:Size(大きさ)→large
  3. A:Age(古さ)→antique
  4. S:Shape(形)→round
  5. C:Color(色)→×
  6. O:Origin(起源)→×
  7. M:Material(素材)→wooden
  8. P:Purpose(目的)→dining

「画像のテーブルが欲しい」は、I want the beautiful large antique round wooden dining table.ということができます。

形容詞を並べるときに注意すること

今回は「OSASCOMP」のルールを説明してきました。

でも、このルールが絶対かというとそんなことはまったくなくて、ネイティブもなんとなく感覚的に使っていたりします。また、「OSASCOMP」のルールを知っているネイティブもいればいないネイティブもいるようです。

だから、英会話のようにゆっくり並べ順を考える時間がないときは、細かいことは気にせずしゃべっちゃってOK。

ただし、形や色や素材といった事実よりも前に、「かわいい」とか「おいしい」といった意見的なものもってくるのが自然だということです。

まとめ

形容詞は「OSASCOMP」の順でまとめる。

OSASCOMP

  1. O:Opinion(意見)
  2. S:Size(大きさ)
  3. A:Age(古さ)
  4. S:Shape(形)
  5. C:Color(色)
  6. O:Origin(起源)
  7. M:Material(素材)
  8. P:Purpose(目的)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

SHARE
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる