学生の勉強法

【塾講師・編集者が力説!】中学生にオススメの春休みの英語勉強法と教材

こんにちは。元大手進学塾講師、現教材編集者のあんです。

2020年春は、コロナウィルスのせいで、突然学校が休みになったりして、なんだかなって感じですよね。本当に急に決まったことだから、学校の先生も「家では勉強するように」っていうだけで、具体的になにをどう勉強しろっていうアドバイスができる余裕すらなかったんじゃないかな・・・。

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この記事では、なんの勉強をしたらいいのかわからないって悩んで時間が過ぎていってしまっている現中学1・2年生のために、”春休みだからこそできる””春休みだからこそしておきたい”英語の勉強を紹介します。

春休みはいちばん貴重な長期休暇

春休みは、夏休みや冬休みと全然違うタイプの休みです。

宿題がない(もしくは少ない)!!これってめちゃめちゃ奇跡ですよね。自分の好きな分野を好きなペースで勉強ができるのが、春休みのいちばんの特徴です。

春休みを有効活用して、新学期にいいスタートを切っていきましょう。

英語学習の正しい進め方

では、春休みに、英語はどう勉強したらいいでしょうか。

3月から新学年の予習をさせる学習塾があるかもしれません。だけどこれが絶対に正解!とは言い切れません。

だって、英語って超積み重ねの科目だから、もし中1や中2の勉強に積み残しがあったら、次を無理やり積んでも崩れていきます。

こんな感じで。

だからまず大事なのは復習。そして時間に余裕があったら復習。

あとはたとえば、リスニングの苦手を克服しておきたいとか、今まで発音をテキトーにしてきちゃったら発音をちゃんと勉強しておきたいとか、そういう集中特訓ができるのもこの春休みです。

復習編

まずは復習の仕方から確認していこう。

中学生の英語の基本は教科書。教科書に載ってる単語や文法は完璧にしておこう。

完璧にするのはどうするのか?次から解説していきます。

まずは教科書を読もう

復習っていってもなにから手をつけていいかわからないっていう場合は、まず今年使った教科書をさらっと読んでみよう。

「さらっと読める=単語がわかってる・文法がわかってる」っていうことだから、さらっと読めればそれで復習は完了です。次学年の予習に進みましょう。

単語・文法でひっかかった場合は、次の項目に進んでね。

単語の復習をしよう

教科書を一通り読んでみて、意味がわからない単語や熟語、会話表現があった場合は、必ずその単語の意味を調べ直して覚えましょう。

その単語、絶対高校受験に出ます!!

高校入試を作るときってね、文科省とか教育委員会から「この単語を使って問題を作りなさい」っていう指示がないの。中学生ならこのレベルは知ってるだろうっていう推測の元、入試が作られるんです。だから、教科書に出てくる単語は全部覚えないとダメ。

単語を覚えるっていうのはどういうことかというと、

  1. 単語を正しい発音で読める(×見てわかる)
  2. 正しい発音で読んだ瞬間に、その単語のイメージが浮かぶ

っていうこと。

例えば、appleっていう単語を観たら、/ˈæpəl/ って発音できて、瞬間的に

が思い浮かぶまでが1セット。

ダッサい発音でアップルって読んじゃダメだし、イメージが思い浮かぶまでに1秒空いたらアウトです。

どの単語でも、正しい発音で読めて、イメージが一瞬で浮かぶようにしておくこと。

文法の復習をしよう

教科書を読んで、単語の意味はわかるのに、文の意味がわからなかった場合は、文法がわかってない場合がほとんど。

その場合は文法を徹底的に理解して、使いこなせるようにしておこう。

じゃないと、絶対あとで後悔するから。

例えば、中1で三単現のsっていうわけわからないのが出てくるでしょ。

① He goes to the park every Saturday.

彼は毎週土曜日に公園に行きます。

みたいなやつ。それが中2(教科書によっては中3)になると

② He goes to the park to play soccer every Saturday.

彼は毎週土曜日にサッカーをしに公園に行きます。

みたいに進化します。

こうなって②みたいに進化を遂げたときにパニックにならないように、まずは①はしっかり理解しておくこと。それが英語の積み重ねであり、復習です。

じゃあ具体的に、なにを使って復習をすればいいかというと、まず基本は学校で配られるワークかな。学校で配られるワークは、平均レベルに合わせて作られているんだけど、これって言い換えれば、高校受験ではこのレベルは平気で出るよってこと。だから問題を見た瞬間に答えが浮かぶぐらいまで、何度も何度も繰り返して勉強しておきましょう。

塾に行ってる子は、塾のテキストをやるもよし。

万が一、ワークやテキストに書き込んじゃってて解き直しができないっていう場合には、本屋に行けば学年別に復習できる教材も売ってるから、保護者の方に相談してみましょう。

※上のシリーズは、現役編集者のわたしのオススメ。(中学校の教材って「こんなの使い物にならないし」みたいなのけっこうあるんだけど、)イラストの解説がわかりやすくて、問題の質も悪くない。

予習編

復習が完璧になって余裕がある場合、特に次の学年では英語を得意科目にしたい!っていう生徒は、時間があるこのタイミングで予習をしておこう。

単語の予習をしよう

ひとりでも予習が進めやすいのは単語や熟語、会話表現だと思うから、まずはここから攻めよう。

無駄に単語帳とか買う必要はありません。(わたし編集者だから単語帳買ってもらった方がありがたいんだけど、必要ないもの買ってもらうなんて詐欺だから、買ってなんて言えないよねー汗)

じゃあなにをすればいいのかっていうと、シンプルに次の学年の教科書に出てくる単語の勉強。少なくても1ユニット、できれば2~3ユニット分予習を進めておけば、だいぶ気持ちにゆとりができるんじゃないかな。

「まだ教科書もらってないし、無理じゃね?」「塾行ってないから、次の学年の単語わかんないし」っていう場合は、今年使ってた教科書と同じ名前の来年度版の教科書ガイドを入手しよう。(先輩と仲いい場合は、自分の学年と同じ名前の教科書使ってたか念のため確かめてね。)

教科書ガイドって、こういうやつです。

単語の訳も載ってるし、本文の解説(試験に出るポイント)も載ってるよ。くれぐれも自分の学校で使っている教科書と違う名前の教科書ガイドを買わないように気をつけてね。

文法の予習をしよう

文法の勉強をするの嫌いじゃないっていう場合には、文法の勉強をするのもアリ!

この場合のポイントとして、なるべく教科書に出てくる順に文法の勉強をしたほうがいいと思うから、塾に通ってなくて来年度用のテキストがないっていう場合には、やっぱり教科書ガイドで勉強するのがオススメ。

くり返しになるけど、教科書の本文に使われている文法を解説してくれてるから、教科書の理解に役立つこと&テストに役立つこと間違いなしです。

教科書は予習すべき?

単語とか文法とかって言ってるけど、けっきょく教科書の勉強しろってことでしょ?

って思った中学生!!それ大きな間違えだからな!!

英語っていうのはあくまでも文法と語句(単語・熟語・会話表現など)で成り立ってるの。それで、文法とか語句を勉強するために、教科書っていうものが作られてるの。

だから、「教科書を丸暗記するガリ勉スタイル」みたいなやつはほんとダサいからやめようね? それに、教科書とそっくりそのまま同じ内容なんて、絶対入試に出ないからね?

あくまでも、文法と語句を学ぶために、英語っていう科目があるんだって頭に叩き込んでおきましょう。

集中特訓編

時間がある長期休暇だからこそできる勉強っていうものもあります。

そこで、今回は、リスニング&発音に焦点を当てて、学校の勉強とは少し違ったアプローチを紹介します。

リスニング&発音の集中特訓をしよう

今までは、リスニングやスピーキングができなくても、文法が解けて長文問題が理解できれば、テストで点数を取るのには困らない時代でした。

だけど、これからは、テストの半分がリスニングっていう時代がやってきます。

そして、これはとっても大事なことなんだけど、英語の教師・講師や通訳者、わたしみたいな教材編集者、など英語のプロは、「自分が発音できない音は聞き取れない」ということを知っています。

だから、発音は得意になっておこう。そして、リスニング力も得意にしよう。

そもそも、リスニングができなかったら、外国人に話しかけられても何言ってるのかわからなくなるし、発音が下手だったら、いくらがんばって単語や文法を勉強しても、通用しないことがあるしね。

リスニングや発音の勉強にオススメなのは次の2冊。

ネイティブっぽく発音するコツを、日本人にわかりやすく解説してくれてるんだけど、解説の音声がDJ風で、全然堅苦しくないから、休みの日に楽しく勉強できるはず!

まとめ

春休みは、これまでの復習をして、次の学年で成績の挽回をするチャンス!しっかり有効活用しよう。

Twitterを見てたら、中3生が「受験前にあと1か月欲しかった。今年の1・2年生は1か月も休みがあってうらやましい。」ってつぶやいててハッとしました。

春休みの英語の勉強法
  1. 復習:教科書→単語・文法
  2. 予習:単語(・文法)
  3. 学校の教科書を離れて勉強するのもあり